新型プリウスの試乗レポートとメリット・デメリット

新型プリウス2015年12月9日発表

新型プリウス(2015年12月9日)の良い点、悪い点を解説。先代とどこが変わったのか乗り心地から試乗レポートをまとめている。新型プリウスに興味のある方には是非参考にして頂きたい。


4代目新型プリウスが12月9日に正式発表される

新型プリウスは東京モーターショー、そして大阪モーターショーで披露された。


東京・大阪モーターショーで大きな注目を集めた、今一番HOTな車種だ。

最高燃費:40.0㎞/L

になる事やボディサイズ、そしてTNGAを盛り込んでいるプラットフォームの採用などの新技術の詳細も現時点でわかっている。


新型プリウスの試乗レポートなどをして行く

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新型プリウスの試乗について

 

【新型プリウスにはTNGAを導入】
【新型プリウスにはTNGAを導入】

まず、新型プリウスの走り具合は「大変、満足感がある」だ。

先代に比べて気持ち良い走りに大幅改善されている。


ただし、これはアクセルを全快に踏む前の話だ。


基本のメカニズムは先代と変わっていない。


モーターをフル活用しているのがよく分かる。

【では先代と新型とでは何が変わったのか】


これはアクセルレスポンスに活気が付いた。

が正解だろう。


THS特有のラバーフィールが軽減され、これぞ新型プリウスと言うほどの加速力が味わえる。


4代目はエンジン回転の上昇を抑えつつでも、モーターがグイグイとサポートしてくれるのだ。

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NEW PRIUSは車高がかなり低くなっている?


新型になったプリウス。

パッと見はかなり車高が低くなっていると感じるが、実際は20mmしか全高は下がっていない。


・ベルトラインの引き下げ

・低重心感を与えるデザイン


これらにより低重心仕様にしているのは確かだ。

これが見る者に「走り」の期待を与えていく。


ステアリング操作をするとスポーツカー気分になる。


実際にシートに座ると、さらに低重心を感じるだろう。

先代と比べると座席ポジションは59mmも低くなっているのだ。


見た目同様スポーティ感を裏切らない走り


ハンドリングは、「最新」プリウスの期待感を裏切らない。

乗る前からスポーティ感満載の新型だが実際にスポーツカー気分を味わえる。


・ステアリング

・舵角を与えた時の反応 などがそうさせる。


さらにボディだけではなく、足回り全体の高い剛性感が信頼できるのも良い。


次いでメリット・デメリットを解説して行こう。


新型プリウスの良い点


操安性能がはるかに進化している


下回りリアエンドはエアの流れを考慮している。

そしてリアサスをダブルウィッシュボーンにしている。


頭上空間の広さ


全高は低くなっているが頭上空間は広く感じる。

ルーフ内張部分が削ぎ落とされた形状になっている。


走行性能の向上


接地感が向上し、ボディがしっかりした。

ヒップポイントが下がり視線が低くなっている事も運転をサポートする。


▼その他の良い点

・自動ブレーキが付いた事

・ハンドリング性能の向上

・スモールオーバーラップ対応

・遮音性能の進化

(室内の静粛性向上)

・乗り心地の向上

・サスペンションの動きが柔軟になった

・走る/曲がる/止まる などが良くなった。

(ドライバーとの一体感)

次に新型プリウスのデメリットを解説する

最新になってはいるがやはりダメな点はいくつかある。


新型プリウスの悪い点


4代目になりハンドル操作、加速力、ブレーキ性能などが遙かに向上している。


しかし、乗り心地がそれと同等の向上をしていない。

勿論、先代と比べると良くはなっている。


しかし、もう1歩と言った所だ。

例えば

後席シートの乗り心地

居住空間としては文句なしの広さだが、シート座面のクッション厚が少ない。

この為、ゴツゴツ感を与える。


その他には


TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の仕上がりに中途半端感がある。

2020年にはトヨタのグローバル販売台数の半分をTNGAプラットフォーム採用車が占めるように取り組んでいる、新世代プラットフォームだ。


新型プリウスにはまだ少し早い感が否めない。


また、アクセルを少し大きく踏むとすぐにエンジンが掛ってしまうのもNG

EVモードでももう少し耐えられる車だと尚良かった。

電池容量を上げているのでもう少しEV走行可能な領域が広がると良いだろう。


悪い面もまだある今回のプリウスのフルモデルチェンジだったが

3代目と比べると全体的な性能は遙かに上がっているのは確かだ。


実際に注目度も高い。

これからも新型に目が離せないだろう。

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