新型ディスカバリー2017年6月モデルチェンジで発売

ランドローバーの新型ディスカバリーの発売日など

ランドローバーの新型ディスカバリーのフルモデルチェンジ最新情報をお伝え。発売日や性能、価格など。ラインナップは3L V6エンジンでガソリン&国内初のディーゼルの2設定だ。


新型ディスカバリーのフルモデルチェンジ最新情報

新型ディスカバリーのフルモデルチェンジ

ランドローバー社のディスカバリーは4世代、27年の歴史ある車種だ。

 

イヴォークとレンジローバーの中間に位置づけられたランドローバー・ラインナップの核を担う存在となっている。

 

イヴォークとレンジローバーと言う上下に強烈な個性ある車種がある為に、その存在感は薄まってしまってはいるものの、ブランド力や「キャメルトロフィー」と言う世界一厳しいオフロードイベントのオフィシャルカーを務めていたので世界でも有名な車だ。

 

そのディスカバリーがフルモデルチェンジを行ない2017年夏に日本で発売されると言う情報がある。

 

パリ・モーターショーでデビューをし世界にその姿が公表したばかりだ。

 

そんな新型ディスカバリーの魅力などをまとめていきたい。

どのような車種にフルモデルチェンジしているのか。

 

まずはディスカバリーの歴史をみてみよう。

初代ランドローバーディスカバリー


画像 ランドローバーディスカバリー

発売日は1989年ランドローバー社の第三のモデルとしてデビュー。

日本での発売価格は400万円オーバー。

 

ランドローバーカーとしては珍しく、CMや映画とのタイアップ広告などを打ち、世間にその名を知らしめた。

 

多くの部分で初代レンジローバーと共通しているが、コストダウンや利益率を上げる作りになっている。

2代目ランドローバーディスカバリー


画像 2代目 ディスカバリー

日本では1999年6月発売開始。

※2代目のデビューは1998年

 

初代ディスカバリーと前後リジッドのサスペンションなどはそのまま継承し、

 

リアのみエアスプリングを採用、他はヒルディセントコントロール、エレクトロニックトラクションコントールを採用している。

 

当時の最新の技術を搭載し発売されている。

 

その為、価格も399万円~と初代よりも価格は値上がりしている。

3代目ランドローバーディスカバリー


画像 3代目 ディスカバリー

2005年5月にフルモデルチェンジ。

日本では「HSE」「SE」「S」の3グレード構成で販売された。

 

3代目ディスカバリーの性能はレンジローバー並にレベルアップしている。

 

価格は従来のディスカバリーよりも約50万円程値上がっている。

 

これはテレインスポレンスやエアサスなどハイテク装備を多く採用しているためである。

 

価格の値上がりを受け、ランドローバー社の中でも比較的手軽さが売りだったイメージはなくなった。

 

北米では「LR3」の名前で呼ばれるが他の地域では「ディスカバリー3」と呼ばれている。

 

高級SUVの位置付けとなり、その特徴は3列目のシートにある。

 

通常のSUVの3列目は狭く体育座りのような窮屈さを感じるが、ディスカバリー3ではワンボックスカー並の居住空間を保っている。

4代目ランドローバーディスカバリー


画像 4代目 ランドローバー ディスカバリー

2009年12月にフルモデルチェンジ。

3代目からおよそ5年振りのモデルチェンジとなった。

 

北米では「LR4」、その他の地域では「ディスカバリー4」と呼ばれる。

 

フロントマスクは新型レンジローバーと共通し、内装も高級な仕様へと進化している。

 

日本では2モデルが発売。

 

・SE:674万円

・HSE:794万円

 

高級な車種となり、初代のように手軽に乗れるディスカバリーの面影はなくなっている。

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新型ディスカバリーのデザインはどうなる?


(画像:ディスカバリースポーツ)
(画像:ディスカバリースポーツ)

これまで発売されて来たランドローバーのディスカバリーはスクエア基調の背高フォルムで誕生していたが、

 

新型の5代目にあたるディスカバリーは、パリ・モーターショーを見る限りスレンダーなフォルムをしている。

 

より都会的なイメージを与えて来た。

 

どちらかと言うと、モダンなスタイルと機能を持ち合わせた「ディスカバリースポーツ」に似たデザインとなった。

 

ちなみに、このディスカバリースポーツは弟分にあたる車種だ。

 

新型ディスカバリーのボディサイズ


ランドローバーの新型ディスカバリーのボディサイズもフルモデルチェンジと共に見直される事となる。

 

ボディは長くなりそして低く変更される。

 

ボディサイズは下記の通り。

 

・全長:4970mm

・全幅:2075mm

・全高:1890mm

・ホイールベース:2925mm

 

全長は現行車種よりも+120mm、全幅は+155mm、全高は-50mm

 

全高を低く下げ、高速走行の安定性を上げて来た。

 

さらに全長、全幅の拡大により広い居住空間が期待できる。

 

ホイールベースは+40mm延長された。

 

一点だけ残念な事に、3列目シートはオプションとなり7人乗りから5人乗りとなる。

 

後程詳しく解説しているが、ボディサイズの変更以外にフルモデルチェンジで大きく変化している点は多くある。

 

例えば、

 

・センターコンソールにはダイヤル式シフトモダンなデザインの空調パネルが配される。

両サイドは金属調に仕上がり力強い印象となる。

 

・リアゲートは、ハネ上げ式に変更され先代の横開き式を連想させる左右非対称デザインを継承している点も面白い。

 

・ゲート内側には手前に倒せるボードを用意。

これは荷室オープン時に荷物が崩れ落ちるのを防ぐ為だ。

日常使いについて細かく考えられている。

なお、ベンチ代わりに使用する事も出来るのでハッチゲート化によって失われる実用性を考慮している。

新型ディスカバリーは軽量化により燃費向上


新型ディスカバリーの土台はすべてアルミで作られる新世代のシャシーが採用される。

 

ちなみにモノコックボディでも85%はアルミが使用され軽量化を徹している。

 

この内の43%はリサイクルアルミが使用される。

 

軽量化に努めている点はアルミを採用している事だけでなく、

 

インパネを支えるリーンフォースにマグネシウムが、シート骨格には高張力鋼板がそれぞれに用いられる。

 

これらにより400kg以上も軽量化する。

 

勿論、燃費を大幅に向上させるためである。

 

CO2排出量も削減され環境に良い車となる。

 

欧州仕様の公称燃費は

 

・ディスカバリーガソリン車の燃費:9.2km/L

(現行は7.4km/L)

・ディスカバリーディーゼル車の燃費:13.9km/L となる。

新型ディスカバリーのエンジンについて


フルモデルチェンジ後、ディスカバリー5にはどのようなエンジンが搭載されるのだろうか。

 

国内に導入されるエンジンは、V6ユニット搭載車のみだ。

 

ヨーロッパ現地では直4モデルの用意もあるが、日本では1つのみ。

 

V6から下記の2つのタイプがラインナップされる。

 

・3L V6ガソリン:340ps/450Nm

・3L V6ディーゼルターボ:258ps/600Nm(国内初)

 

この2タイプにZF製の8速ATが組み合わされる事になる。

 

走行性能も大幅アップが期待できる。

 

ガソリンは、

340ps/450Nmを発生するが、8速ATとの組み合わせにより0→100km/h発進加速タイムは7.1秒をマークする。先代より環境性能は6%改善している。

 

国内初導入の3L V6ディーゼルターボは、258ps/600Nmを発生する。

魅力は1750rpmから得られる太いトルクが魅力だ。

0→100km/h発進加速を8.1秒でこなすのも魅力的だ。

新型ディスカバリーの装備


ランドローバー 新型ディスカバリー 画像 デザイン

新型ディスカバリーの装備を見ていこう。

 

・ヒルディセント・コントロール

・ヒルスタート・アシスト

・電子制御センターデフ は全車に装備される。

 

■足元は20~22インチタイヤを採用。

脚としてはエアサスペンションが車体を支える事になる。

 

標準装備されるタイヤサイズは255/55R20。

ただしFIRSTエディションには1インチ大きい275/45R21が装着される。

 

■室内に明るさと開放感をもたらす、パノラミック・ルーフには固定式と開閉式の2種類が用意される。両方電動サンシェードが備わっており、日射しをカットする事も可能だ。

 

■新型ディスカバリーは車高を自由に上げ下げ出来る。

このメリットを活かしエンジンOFFと同時に車高は15mm低くなる。

ドアを開けると更に25mm下がり、乗降を手助けする。

 

■アプローチアングル、デパーチャーアングルは共に23.5度設定。

 

■ランドローバー社の車は走行性能が抜群に良いのがその特徴となる。

高い走破性を売りにしている会社だ。

 

新型ディスカバリーも先進デバイスを装備してくる。

 

例えば、走行状況に応じて車が自動で走行モードを選んでくれるテレイン・レスポンス2(148,000円)。

 

約2~30km/hに車速が設定出来て悪路走破に役立つオールテレイン・プログレスコントロール(アクティブ・リアデフロック&テレインレスポンス2とセットで321,000円。導入記念モデルは標準装備)

 

などが用意される。

 

他には以下の機能にも注目したい。

 

・【アンビエント照明】

インテリアをムーディに演出してくれる照明は時間帯や乗るシーンに合わせ「青」「水色」「白」「オレンジ」「赤」の5色に設定可能。

 

・【ウェイド・センシング】54,000円

最大水深90cmの所まで入っていけるオフロード性能を持つ。

走行中の水深と残された余裕が確認できる。

 

・【前席のシートヒーターと送風機能】

グレードにより装備状態が異なる。

2列目3列目にも装着可能。

マッサージ機能は上級レザー表皮とのセットオプション。

2列目3列目各シートは遠隔操作で前倒し&戻しが可能。

さらにスマホ対応しており、専用アプリをインストールすれば離れた場所でもシートの操作が可能だ。

新型ディスカバリーのインテリア


新型ディスカバリーは走破性や燃費の良さ、軽量化、装備の質などに注目がいくインテリアのゴージャス感を忘れてはいけない。

 

この上ない程の豪華なインテリアとなる。

 

本皮シートがゴージャスさを演出し、8インチ液晶ディスプレイから成るメーターパネル以外にも10インチのInControlタッチスクリーンがセンタークラスターに装備される。

 

標準装備のSSDナビ以外に各種デバイスの操作画面も表示してくれる。

 

先程も解説したが、インテリアでも特に注目されているのはスマホアプリで遠隔操作が出来る、

3列目シート選択時に備わる2列目および3列目シートの電動前倒し&戻る機能だ。

 

この3列目シートを含むオプション価格は288,000円となる。

スマホアプリの遠隔操作は便利だろう。オプション価格は35,000円。

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新型ディスカバリーの価格


フルモデルチェンジ後、新型ディスカバリーは779万円~となる。

 

・HSEラグジュアリーは、

バンパー下に足をかざすだけで開けられるハンズフリー電動ハッチゲート、クールボックス、17スピーカーのオーディオ、パノラミック・ルーフ、レザー巻インパネなどの装備が加わり価格は102万円アップし、881万円だ。

 

・FIRSTエディションは、

フル装備の導入を記念してつくられたモデルであるが、1016万円で発売される。

 

・ディーゼル車は、

一律20万円高く設定されている。

 

価格と装備に関しては下記にてまとめている。

FIRSTエディションの価格と装備

ガソリン車の価格:1016万円

ディーゼル車の価格:1036万円

1列目&2列目シートヒーター&クーラー

電動3列目シート

2列目&3列目シート電動前倒し&復帰機能

 

InControlスマホアプリ対応 

テレイン・レスポンス2

21インチタイヤ&ホイール

ブラックグリル&フェンダーベント

ツヤありブラック・ミラーカバー

ツヤありブラック車名エンブレム

自動緊急ブレーキ

360度パークアシスト

フロントウィンドウ・ヒーテッドウォッシャー

ブラインドスポット・モニター

アクティビティ・キー

ステアリングヒーター

 

HSEラグジュアリー

ガソリン車の価格:881万円

ディーゼル車の価格:901万円

切り替え式室内アンビエント照明

クールボックス

1列目シートヒーター&クーラー

地デジTVチューナー

 

17インチスピーカー・オーディオ

クローム外装ドアハンドル

ハンズフリー電動ハッチゲート

パノラミック・ルーフ

レザー巻インパネ&ドアアームレスト

 

HSE

ガソリン車の価格:779万円

ディーゼル車の価格:799万円

室内アビエント照明

InControl・10インチタッチスクリーン

SSDナビ

 

11スピーカー・オーディオ 

自動調整機能付きエアサスペンション

20インチタイヤ&ホイール

LEDヘッドランプ

360度カメラ

電動ハッチゲート

 

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