自動車保険に加入していない時の負担額

【自動車保険に入っていないと、どの位お金が掛るのか】万が一、自動車事故を起こしてしまった場合、保険に入っていないと相手への支払はどの位お金が掛るのか。これは事故の状況により違う。ここではよくある事故のパターンと金額を解説している。参考にして欲しい。

自動車事故:相手への支払金額を紹介
自動車事故:相手への支払金額を紹介

自動車保険に入っていないと負担額も大きい事を念頭に入れておこう

「自分は絶対に事故を起こさないから自動車保険に何て加入しない」と言う声を良く聞きます。自賠責保険だけは強制なので入るのですが、肝心な自動車保険に入っていない人も自動車を運転する人の中のおよそ3割もいるのです。

もし、そのようなユーザーが実際に自動車事故を起こしてしまうとどうなるのか。

具体例を交えて見ていこう。

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【1】駐車場で隣の車にぶつけてしまった場合

 

車を降りる時に相手の車にドアをぶつけて傷つけてしまった。

狭い駐車場で実際によく起こる事故だ。

特に強風などの時に車のドアを開けると、自分の意思とは関係なく勢いよくドアが開いてしまう事がある。

このような時に相手の車が傷ついた場合は?


→まずは示談

自動車保険に入っていればそこの保険会社の人がユーザーに代わり、示談交渉をうまく自分に不利の無いように行ってくれるが、まずこれをユーザー自身が行わなくてはならない。

相手が面倒な人だと非常に厄介だ。


合計11万円

・車のぶつけて傷つけてしまったドア修理代金:8万円

・修理に出している間のレンタカー代金:3万円


■自動車保険に加入していた場合

◇合計0円

・示談交渉を代わりにしてくれる。

・対物賠償により修理代金は掛らない。

 

【2】停車している車に衝突

 

よそ見運転、ついうっかりで衝突事故を起こす人は多い。

「信号待ちで止まっている車に追突してしまった。」

何てケースの事故は非常に多い。


この場合は、自分の車も傷つくし、相手の車も傷が付く。

高額な補償を必要とする。


→大抵は50万円オーバーの補償金が必要。

相手の車と自分の車の傷の付き具合によるが確実に数十万円は必要だ。


合計60万円

・相手の車の修理代金:30万円

・自分の車の修理代金:20万円

・修理期間中のレンタカー代金:10万円(相手と自分)


自分の車の修理をしないわけにもいかないだろう。

自己負担金額を削れるとしたらせめて自分の分の修理期間中のレンタカー代金だろう。


■自動車保険に加入していた場合

◇合計0円

・相手との示談交渉を代行

・対物賠償で相手の車の修理代金を補償

・車両保険により自分の車の損害額を補償

 

【3】人と接触事故を起こした

 

横断歩道を歩行中の人に車で接触するケースは多い

歩行者と接触事故を起こすと大抵の人は怪我をするものと覚えておきましょう。

尚且つ、歩行者が青信号を歩行していた場合は、ほぼ確実に自動車を運転している側に非がある事になります。

そして相手が転んで骨折などを起こすと更に大変だ。

幾ら程負担をするのか見て行こう。


→歩行者と接触事故を起こすと非常に高額な負担が待っている。

合計金額:157万円

・怪我の治療費:500,000円

・通院交通費:20,000円

・休業損害金(仕事):350,000円

・慰謝料:700,000円


上記の金額には差が出る。

例えば、通院交通費。相手が足を骨折した場合、電車で通院など無理だろう。

毎回タクシーで通院されたら更に高額になる。


休業損害金だが、相手が自営業だったり、日雇いなどの場合相手が毎月いくら稼いでいるのかにより補償する金額が異なって来る。


そして問題は慰謝料だ。これは相手への謝罪を込めた金額になる。最低でも50万円は必要だ。


※対人の事故の場合は、強制保険(自賠責保険)で120万円は支払ってくれるが後から支払われるので先に立てかえる必要がある。


■自動車保険に加入していた場合

◇合計金額:0円

・示談交渉を代行してくれる

・対人賠償で相手の損害(怪我など)を補償

・自賠責保険の請求手続きも行ってくれる

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