新型エスクードマイナーチェンジでデュアルセンサーブレーキサポート搭載

新型エスクード モデルチェンジ

新型エスクードへモデルチェンジ。今回のマイナーチェンジではデュアルセンサーブレーキサポートを搭載、更にダウンサイジング化などを行う。画像と共に最新情報を解説


エスクードマイナーチェンジは欧州先行

新型エスクード 画像

今でこそ人気のあるSUVだが、このSUVと言うジャンルを築き広めたのがエスクードだ。

しかし現在国内で人気のあるSUV車はホンダヴェゼルだ。

 

このヴェゼルとエスクードはライバル関係にある。

エスクードはヴェゼルを超える魅力的な車に進化するべくマイナーチェンジを行う。

 

さて、

SUVと言えば、省燃費でありながら、町乗りや、悪路、高速道路などで高い走行性能を発揮してくれる乗用車だ。

 

この手のタイプの車には安全装備は無縁と思われてきたが、

 

今回のモデルチェンジの1番の目玉は安全装備が大きく進化する点にある。

 

他にはデザインの変更なども気になる所だ。

デザインは残念ながらフルモデルチェンジほどの大きな変化はなく、部分的に変更させるのみにとどまっている。

 

画像を交えて新型エスクードのモデルチェンジにせまっていこう。

 

なお、新型エスクードの発売日は2018年9月が濃厚だ。

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スズキエスクードとは


現行は2015年10月発売
現行は2015年10月発売

エスクードは現在4代目のモデルだ。

初代は1988年に登場している。

 

「クロスカントリーセダン」を開発コンセプトにつくられ、ライトクロカンと言うジャンルの先駆けとなった。

 

※ライトクロカン=今のSUVの元となったジャンル。

 

現行モデルは2014年パリモーターショーで発表され、日本ではその翌年2015年10月に発売を開始した。

 

※国内向けはハンガリーからの逆輸入

 

安全装備ではミリ波レーダー式(レーダーはCIエンブレムの裏側に設置。

 )のレーダーブレーキサポートⅡが標準装備されている。

 

欧州モデルはツートンカラーが豊富なのが特長だ。

 

一方国内モデルのカラーは全部で6色。

 

【国内モデルカラー】

▼2トーン

・ブライトレッド5 ブラック2トーンルーフ(A9H)

・サバンナアイボリーメタリック ブラック2トーンルーフ(A9N)

・アトランティスターコイズパールメタリックブラック2トーンルーフ(A9L)

▼単色

・ギャラクティックグレーメタリック(ZCD)

・コスミックブラックパールメタリック(ZCE)

・クールホワイトパール(ZNL)

 

今回のマイナーチェンジでより良い車となる新型エスクード。

 

一体何がどう進化するのか順を追ってみていこう。

新型エスクードのデザインはどうなる?


新型エスクード マイナーチェンジ情報

先日、国内市場向けにエスクードに1.4Lターボが投入されたばかりだが、

海外ではすでにテストカーまで目撃されておりマイナーチェンジの準備が着々と進んでいる。

 

マイナーチェンジでも、エクステリアなど細部の大幅変更を期待してしまうものだが、

今回エスクードのモデルチェンジでは大幅なデザイン変更はない

 

欧州での走行テストのスパイショットが出回っているが、

 

 

デザイン面の変更点はフロントバンパーラジエターグリルが変更されるようだ。

 

その中でデザイン面にも変更がある事がわかっている。

 

テストカーでは、リア周りをカモフラージュしている事から手直しが広範囲に広がる事が分かっている。

 

上記画像の赤枠内でみてとれるように、

 

カモフラージュ部分が意図的に剥がされハニカムグリルを見せている。

尚、変更点がない部分は、

 

・ヘッドランプ

・バンパー形状などだ。

 

他に変更する個所で注目したい部分は、 「コンビランプ」。

 

コンビランプは上部はLEDテール&ストップライト。

下部は今まで通りターンシグナルが装着しており、

後ろ姿から大きくはみ出ており立体的な形状に変化している。

 

なお、

カラーはレッドでスポーツタイプをより強調させている。

 

他に注目したい点は、「バックアップランプ」だ。

 

リアコンビランプを新しくした事に伴いこちらはバンパー中央下に移動している。

カラーはレッドからクリアレンズに変更。

 

 

バンパー下部やハッチゲート、コンビランプなどに変更を行ないより力強い印象の車に変化していくようだ。

新型エスクードは足元も変化


新型エスクードでは足元におごられる17インチアルミホイールも変化する。

 

さらに作り込まれた物となり質感がアップするようだ。

 

現状のアルミホイール同様、5本スポークのままではあるものの、スポークが立体化し作り込まれた形状となる。

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デュアルセンサーブレーキサポート搭載


新型エスクードの目玉となるのはDSBSの進化
新型エスクードの目玉となるのはDSBSの進化

今回のエスクードのモデルチェンジで最も注目されているのが、

 

衝突被害軽減ブレーキがミリ波レーダー式から、単眼カメラとレーザーレーダー併用のDSBS(デュアルセンサーブレーキサポート)に進化すると言う点だ。

■各社の衝突軽減ブレーキ

衝突軽減ブレーキは現在多くのメーカーが競い合って進化させて来ている。

まずスバルのステレオカメラ搭載のEyeSight(アイサイト)が口火を切り、

 その後、各社が競ってさまざまな衝突軽減ブレーキを開発してきた。

 

多くのメーカーが独自との安全装備を揃えているので

参考の為に、各メーカーの衝突軽減ブレーキを下にまとめている。

・ホンダ

ホンダセンシング(ミリ波レーダー+単眼カメラ)

 

・トヨタ

セーフティセンスC(赤外線レーザー+シングルカメラ)

セーフティセンスP(ミリ波レーダー+シングルカメラ)

 

・日産

インテリジェントブレーキアシスト(ミリ波レーダー)

エマージェンシーブレーキ(新型ミリ波レーダー)

 

・三菱自動車

衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](ミリ波レーダー)

 

・ダイハツ

スマートアシストⅡ(赤外線レーザー+単眼カメラ+ソナーセンサー)

 

・マツダ

i-ACTIVSENSE(マツダの先進安全技術の総称)

 

・スバル

アイサイト(ステレオカメラ)

 

・メルセデスベンツ

レーダーセーフティ(ミリ波レーダー+ステレオカメラ)

 

・BMW

ドライビングアシストプラス衝突回避・被害軽減ブレーキ(ミリ波レーダーとデジタルカメラ)

 

・アウディ

Audiプレセンスプラス(ミリ波レーダーとデジタルカメラ)

近年は単眼カメラ+レーダー併用型が増えてきているがこれは弱点が少ない為だ。

 

今後は単眼カメラ&レーダー併用型が増えてくると予想されている。

 

スズキの場合は下記の4つの衝突軽減システムを用意している。

 

1、レーダーブレーキサポート

低速域に特化した赤外線レーダー式

 

2、レーダーブレーキサポートⅡ

ミリ波レーダー採用

 

3、デュアルカメラブレーキサポート

ステレオカメラ採用

 

4、デュアルセンサーブレーキサポート

単眼カメラと赤外線レーダーの両方を兼ね備える

 

実際に最近発売されたスズキの車、スイフトやワゴンRは両方デュアルセンサーブレーキサポートが搭載されている。

 

以前のスズキでは、4つの安全装備を搭載車種に合わせて使い分けていたが、

 

併用型のデュアルセンサーブレーキサポートがコストパフォーマンス的にも1番良いと判断したのだ。

欧州版モデルチェンジでもDSBSを搭載


エスクードマイナーチェンジ画像
エスクードマイナーチェンジ画像

欧州ではすでに新型エスクードの走行テストが目撃されている。

 

その中で、デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)が搭載されている写真がとられているのだ。

 

デュアルセンサーブレーキサポートが見えているのが分かる。

 

現行モデルではミリ波レーダー式のレーダーブレーキサポートⅡが用いられているが、これが改良され、デュアルセンサーブレーキサポートが採用される事になるようだ。

 

フロントバンパーやグリルに偽装が施され、極寒の地でテスト走行されている新型エスクード。

 

テストカーではフロントウィンドウ上部に単眼カメラとレーザーレーダーが設置されている事がわかる。

 

さらにクリアランスソナーが新設定されているのでより利便性を高めてくれるだろう。

 

なお、アダプティブ・クルーズコントロール用のミリ波レーダーはバンパー内エアインテークの位置に変更される。

搭載エンジン


スズキはパワートレインのダウンサイジング化を進めてきている。

 

例えば、現在SX4・Sクロスは1.6L 直4 DOHC VVTエンジンを採用しているが、次回のビッグマイナーチェンジで1L直3ターボに変更される。

 

それを受け、マイナーチェンジ後の新型エスクードにも1L直3ターボ(111ps/16.3kg-m)が採用されると予想されていた。

 

しかし、ここに来て1.4Lターボ&6速ATがそのまま継承されるのが濃厚となった。

 

現役モデル同様、爽快で切れ味良い走りはそのまま継承されそうだ。

 

尚、1.6LNAモデルもそのまま継承される見込みで、こちらはより低価格となる。

 

欧州モデルでは1.4L直4ターボ(140ps/22.4kg-m)搭載のスポーティモデルエスクードが誕生するのも楽しみだ。

インテリア(室内)


インテリアに関しても多少の変更が行われる。

 

よりシックで落ち着いた雰囲気になる予定との事だが、こちらはまだ未確定情報。

 

インテリアについての情報はもう少し追いたい。

国内での販売開始は2018年


マイナーチェンジ後のエスクードは、まず欧州でリリースされる。

 

これが、ワールドデビューから丸3年過ぎた2017年10月だ。

 

その後、日本での発売が決定する。

 

欧州でのリリースより最低でも半年後先と見られており、国内販売開始は2018年9月との見方が強い。

 

力強さや利便性が大きく進化する新型エスクード。

その発売時期や最新情報は情報が入り次第さらに更新していきたい。

価格


価格に関しては発表少し前に詳細が分かる事が多い。

 

現在は不明な点が多いが、現行から足があまり出ない程度の価格設定となる。

 

・デザインの少しの変更

・デュアルセンサーブレーキサポートを搭載

・エンジンがダウンサイジング化

 

この3点を考えればコスパは良いだろう。

 

250万円前後で発売される予定だ。

マイナーチェンジ後のエスクード
全長 4175mm
全幅  1775mm 
全高 1610mm
搭載エンジン 1.4L直4ターボ他
発売時期

欧州2017年10月

日本2018年9月

価格 250万円前後

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