査定時の、走行距離の“加点”“減点”について

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車を査定に出すときの走行距離と乗車年数の関係を解説。



走行距離の重要性
 

愛車の走行距離を気にするユーザーは決して多くない。

今現在、何キロの走行距離ですか?

と、聞いても9割は分からないと答える。


査定には、傷や凹みと同じくらいに、走行距離は重要なのである。


地域により、走行距離には当然バラツキがある。

例えば、地方で通勤に毎日使用したり、買い物にも車を使うなど、生活必需品の地域。


大都市で、もっぱら週末だけの地域。

さまざまである。


平均的な走行距離を例に挙げてみる。。

愛車の走行距離を確かめてみてはどうか。

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軽自動車(乗用車)
 

■Nシリーズ

 

・36か月 平均走行距離 15000キロ~21000キロ

・48か月 平均走行距離 21000キロ~24000キロ

・60か月 平均走行距離 27000キロ~30000キロ

・72か月 平均走行距離 30000キロ~39000キロ

・84か月 平均走行距離 36000キロ~45000キロ


小型車(5ナンバー)
 

■フィット、フリード、ステップワゴン等

 

・36か月 平均走行距離 21000キロ~30000キロ

・48か月 平均走行距離 27000キロ~36000キロ

・60か月 平均走行距離 33000キロ~45000キロ

・72か月 平均走行距離 39000キロ~51000キロ

・84か月 平均走行距離 45000キロ~57000キロ


普通車(3ナンバー)
 

オデッセイ、エリシオン、レジェンド、アコード等

 

・36か月 平均走行距離 24000キロ~30000キロ

・48か月 平均走行距離 30000キロ~39000キロ

・60か月 平均走行距離 36000キロ~48000キロ

・72か月 平均走行距離 42000キロ~54000キロ

・84か月 平均走行距離 48000キロ~60000キロ


上記の中に走行距離がおさまっていれば加点減点は無し
 

愛車の走行距離が、この中に入っていれば、いわゆる標準走行距離。

 査定時の加点減点は、無し。プラスマイナス0である。


走行距離 “減点”範囲
 

次に、多走行の場合にはどれくらいマイナス減点になるか解説して行く。

これは、愛車の査定基本価格(だいたい全国共通)から、距離に応じてパーセントで減点価格を出す。

以下、参考にしてほしい。

 

査定価格の減点


■査定基本価格100万円の場合

例)ステップワゴン 48か月 走行距離 75000キロ

減点パーセント30% 減点金額=30万円

 

例)オデッセイ 60か月 走行距離 100000キロ

減点パーセント45% 減点金額=45万円

 

距離によって、査定価格は大幅に変わって来るので注意が必要だ。

しかし例外もある。

走行距離がとても多くても、高い査定金額が付く場合もあるのだ。


それは、海外への輸出である。

海外は、多走行やボディの傷や凹みは気にしない傾向にある。

SUVの多走行車に高い査定金額がつくのは、ほとんどが海外への輸出である。

小型車やミニバンなど日本で人気の車種は、愛車の走行距離を気にしてみよう。


走行距離 “加点”範囲

 

つぎに走行距離の加点される範囲を解説して行く。

車を査定に出す際に加点されれば御の字だ。

車を購入する際、査定加点を気にして車を運転する人は少ないと思うが、参考程度に頭に入れておいてほしい。


査定価格の加点


■基本価格100万円の場合

 

例)ステップワゴン 48か月 走行距離 10000キロ

加点パーセント3% 加点価格=3万円

 

例)オデッセイ 60か月 走行距離 15000キロ

加点パーセント5% 加点価格=5万円


このように見ると、加点金額より、減点金額にしめる割合が高いのが分かる。

車に乗る際は、いかに加点されるかよりも減点をされないよう気を遣う方が効率的だ。

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