新型ヴェゼルのフルモデルチェンジ最新情報。新型ヴェゼルはPHEVも誕生する。さらには2モーター式ハイブリッドも用意される。発売時期や価格などを紹介していく
ホンダヴェゼルのフルモデルチェンジ情報が出ている。
ヴェゼルと言えばクーペ風クロスオーバーで、
2014年度、2015年度、2016年度国内車名別新車販売台数でNo.1を獲得している程、
国内でヒットしている車だ。
それだけにフルモデルチェンジを期待しているユーザーはとても多い。
現在は現行モデルのマイナーチェンジがまだ済まされていない状況にあるが、
早くもフルモデルチェンジの話が出ている。
※2018年前半にマイナーチェンジ予定
タイトル通り、「ヴェゼルにPHEVモデルが誕生する」とホンダ関係者は話す。
それだけでなく、ハイブリッド機構にも大幅に手が加わるようだ。
実はホンダには2030年ビジョンと言う物がある。
その中に「電動化技術の導入強化」と言う項目があるのだ。
以下は電動化技術の導入強化に関するページの引用だ。
・2030年に四輪車グローバル販売台数の3分の2を電動化することを目指しています。
・ハイブリッドシステムをベースとする、Honda独自の高効率なプラグインハイブリッドシステムを採用したモデルを、今後の開発の中心とします。
・ゼロエミッションビークル(ZEV)についても、燃料電池自動車(FCV)に加え、電気自動車(バッテリーEV)の開発を強化します。
・バッテリーEV:2018年発売予定の中国専用モデルに加え、他の地域に向けても専用モデルを現在開発中、今秋のオートショーにてご紹介します。
・開発速度を速めるために電動車両の開発体制を強化、パワートレインから車体まで1台を一貫して開発する専門組織「EV開発室」を昨年10月に研究所内に設立しました。 |
引用:http://www.honda.co.jp/news/2017/c170608.html
2030年までに電動化技術を各車に導入していくとの事。
なお、EV開発室まで用意して取り組んでいると言うから本気だ。
気になるヴェゼルのフルモデルチェンジ時期だが、現在はコンセプトモデルを開発している状態だ。
ヴェゼルが誕生したのは2013年12月だ。
通常5年前後のサイクルでフルモデルチェンジされるので2018年12月頃に新型ヴェゼルのフルモデルチェンジが噂されていた事もある。
しかし、どうやらこの時期のモデルチェンジはマイナーチェンジにすぎないようだ。
フルモデルチェンジ時期は新型インサイトの後となるとの事。
新型インサイトは2018年初旬に誕生予定だ。
ホンダの2030年計画の電動軽車両の目標を達成する為に鍵となるのが、ハイブリッドとPHEVだ。
2020年以降ではホンダの多くの車両にハイブリッドとPHEVが設定されていく模様。
当然、クロスオーバーSUVでこれだけ人気のあるヴェゼル、その新型にもPHEVの設定は考えられている。
早くて2020年末~2021年初旬には誕生する見込みだ。
新型ヴェゼルPHEVは2020年12月~2021年2月頃を目標に開発されている。
現行ヴェゼルのハイブリッドシステムは、
「スポーティーな走り」「低燃費」「空間の広さ」を売りにしているSPORT HYBRID i-DCDを搭載している。
こちらはフィットと同じの1モーター方式のハイブリッドシステムだ。
こちらに7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせる事でマニュアル車のようにギア同士を組合させる構造のオートマ車で誕生させる事により、アクセルに対するダイレクトで軽快な走りを実現している。
なお、こちらのデュアルクラッチトランスミッションは現在更に進化されている。
変速比を見直し、さらに改良されたようで、より軽快で静かな走りを実現できる物がすでに完成されている。
こちらの物は2018年頃のマイナーチェンジ版ヴェゼルに搭載されるようだ。
さて、新型ヴェゼルではこのi-DCDが2モーター方式のi-MMDに変更されるようだ。
新型ヴェゼルのフルモデルチェンジで注目すべき点はモデルのラインナップだ。
PHEV誕生、そして2モーターハイブリッド。
この2モーターハイブリッドはi-DCDからi-MMDへと変更される。
ではi-DCDとi-MMDの違いはどこにあるのだろうか。
i-MMDは、
2013年発表されたアコードに搭載する為に開発されたハイブリッドシステムで、「シリーズ型ハイブリッドシステム」となる。
発電用モーターと走行用モーター、ハイブリッド専用エンジンを備える2モーターハイブリッドシステムの事だ。
エンジンを使わずにモーターの力で走るものだ。
モーターの力を使い走るのでレスポンスがよく、スムーズな走りが売りだ。
走行中にはエンジンで走ったほうが効率的な時と、モーターで走行した方が良い時がある。
このi-MMDはエンジンとモーターの「良いところ取りをする」事により、トータルの効率を高めるシステムなのだ。
エンジン出力は発電機へ流れ電気エネルギーへとかわり、再度動力用モーターへ移る。
一方i-DCDは、
「パラレル型ハイブリッドシステム」と呼ばれるもので、FITを筆頭に現在多くの車種に搭載されている物だ。
i-MMDの方がより効率的なハイブリッドシステムとなる。
現在は新型オデッセイに搭載され第二世代となる。
システムは23%も小型化され軽量化している。
2017年9月28日にはステップワゴンスパーダにも搭載される。
今後は2018年に誕生する新型インサイトに搭載され第三世代となる。
そして新型ヴェゼルへと搭載される際には第四世代へと進化していくのだ。
フルモデルチェンジ後の新型ヴェゼルの価格はどうなるのだろうか。
価格に関してはハイブリッドは現行とさほど価格差は無さそうだ。
と、言うのも新型ヴェゼルに搭載される「第四世代i-MMD」はコストをぐっと抑えて開発出来るようだ。
現状のi-MMDよりも遥かに安い値段で開発を行ない、i-DCDと大差ないコストで開発できるとの事。
これにより現行ヴェゼルハイブリッドの価格を維持できる算段となる。
最近のホンダ車はフルモデルチェンジ時にキープコンセプトとなる傾向がある。
その為、新型ヴェゼルもキープコンセプトのまま刷新されるようだ。
フロントマスクやランプなどに手が加わるだろう。
ただし、現段階では新型の画像などもまだ流出していない。
新型ヴェゼルのデザインが分かり次第更新していきたい。
安全装備にはホンダセンシングの最新バージョンの物が追加される。
現在のホンダセンシングの機能は主に以下の8つだ。
・ぶつからない為の衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉
・飛び出さない為の誤発進抑制機能
・歩行者に配慮する為の歩行者事故低減ステアリング
・はみ出さない為の路外逸脱抑制機能
・適切な車間距離を保つ為のACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
・ふらつかない為のLKAS〈車線維持支援システム〉
・前の車の先行車発進お知らせ機能
・見逃し防止の標識認識機能 |
上記以外にも自動運転技術が搭載される可能性が高い。
現在は日産を含めトヨタなどライバルが自動運転技術を開発している。
ホンダもそれに追いつけ追い越そう精神で開発しているのだ。
新型ヴェゼルが誕生する時期にはホンダセンシングも大幅に進化してくるだろう。
全長:4300mm
全幅:1780mm
全高:1595mm
現行ヴェゼルよりも若干ボディサイズは大きくなるようだ。
最後に、まだ確定はしていないが新型ヴェゼルの発売時期は2020年~2021年となるだろう。
新型ヴェゼルのラインナップは、2モーター式ハイブリッドにPHEVまで投入さるとの事。
2018年前半にはハイブリッドが改良され、さらには内外装デザインも部分的に新しくなるマイナーチェンジを受けたヴェゼルが誕生する。
引き続き新型ヴェゼルの最新情報を追っていきたい。
スポンサード リンク