新型RVRフルモデルチェンジでPHEV搭載!【三菱】

RVRマイナーチェンジ最新情報

新型RVRのフルモデルチェンジ最新情報を公開。価格や燃費、発売時期など。新たにPHEV設定される三菱の新型RVR。発売時期は2019年春(4月)だ。価格は250万円。ツインモーター4WD設定


アウトランダ―スポーツとして人気の三菱のRVR

三菱新型RVRの価格や性能などは?

新型RVRのフルモデルチェンジ発売時期は、2019年4月になりそうだが、

当初は2016年夏にビッグマイナーチェンジを行う予定があったのだ。

 

色々な計画が遅れ、2019年春に新型RVRは誕生する。

さらに、三菱の新型RVRはPHEVを搭載する事が分かった。

 

実はこのPHEV設定をめぐって議論が行われ発表が遅れているのだ。

 

なお、車名であるRVRとはRecreation Vehicle Runnerの頭文字をとった物だ。

 

海外で特に人気のあるこの車種。

どのようなクルマに生まれ変わるのだろうか。

 

フルモデルチェンジの最新情報を見ていく前に、RVRについておさらいをしてみよう。

 

初代RVR 1991~1997年


(画像:初代三菱RVR)
(画像:初代三菱RVR)

RVRは1991年から2002年まで三菱自動車工業が製造・販売していたトールワゴン型乗用車、または2010年2月から(3代目RVR)生産・販売しているコンパクトSUVの事を言う。

 

初めてRVRが誕生したのは1991年2月、

SUVテイストのトールワゴン車として発表された。

 

現在ではRVRと言えばSUV車のイメージが強いが元々はトールワゴン車だったのだ。

 

2代目シャリオのシャシーコンポーネンツをショート化、2列シート、片側スライドドアを装備している。

 

後席が3人掛けタイプ(定員5名)かロングスライドシートの2人掛け(定員4人)の2タイプを設定している。

 

4人乗りタイプはシートアレンジ次第で、室内空間を広くとる。

足が伸ばす事も可能な程の室内空間は当時は珍しく、話題をよんだ。

 

初期はガソリンタイプの設定だけだったが、後にディーゼルターボエンジンも搭載している。

 

【主なモデルチェンジ】

・1995年5月 マイナーチェンジ

・1996年5月 マイナーチェンジ2度目

 

初代RVRのスペック

全長 4270~4460mm
全幅 1695~1760mm
全高 1625~1740mm
ホイールベース  2520mm 
車両重量 1210~1510kgkg
ボディタイプ

4ドア

トールワゴン

乗車定員 4名/5名
エンジン

・4G93 1.8L 直列4気筒SOHC16バルブ

・4G63 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ

・4D68 2.0L 直列4気筒SOHC8バルブターボディーゼル

・4G63 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブICターボ

・4G63 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブICターボ

駆動方式

FF

フルタイム4WD

変速機

4速AT

 

5速MT

サスペンション

F マクファーソンストラット・コイルスプリング式

 

R セミトレーリングアーム・コイルスプリング式

形式

N10W・N20W

2代目RVR 1997~2002年


(画像:2代目RVR)
(画像:2代目RVR)

2代目の新型RVRにフルモデルチェンジされたのは1997年11月だ。

初代RVRが誕生してから約6年9ヶ月後となる。

 

初代同様で、シャリオの後継、シャリオグランディスのコンポーネンツをショート化して流用している。

 

この時にシャリオは3ナンバーサイズになった。

しかし、RVRは3ナンバー、5ナンバーの2つに分けられている。

 

・「RVRスポーツギア」:3ナンバーのクロスオーバーSUV

・「GCI RVR」:5バンバーミニバン風

 

初代RVRの特徴であった、ロングスライドシートにリアスライドドアなどの機構はそのまま踏襲している。

 

【主なフルモデルチェンジ】

・1999年10月4日 マイナーチェンジ

・2002年8月生産終了

 

2代目RVRのスペック

全長

4280~4480mm
全幅 1695~1780mm
全高 1650~1720mm
ホイールベース  2550mm 
車両重量 1380kg~1570kg
ボディタイプ

4ドアトールワゴン

5ドアトールワゴン

乗車定員 4名/5名
エンジン

・4G93 1.8L 直列4気筒DOHC16バルブ(GDI)

・4G63 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブICターボ

・4G64 2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ(GDI)

駆動方式

FF

フルタイム4WD

変速機

4速AT/5速MT

サスペンション

F マクファーソンストラット式コイルスプリング

R セミトレーリングアーム式コイルスプリング

3代目RVR 2010年~


(画像:3代目RVR)
(画像:3代目RVR)

新型RVRにフルモデルチェンジされたのは2代目が生産中止になっておよそ7年後である。

 

アウトランダーのコンポーネンツを流用したコンパクトSUVとして進化を遂げた。

 

現行RVRの特徴は、

アウトランダーやデリカD:5と同じく電子制御4WDを採用している点や、

ボディには、衝突安全強化ボディRISE(ライズ)が採用された点にある。

 

パワートレイン、エンジン、エクステリア、インテリアに大幅な改良を加えジャンルをSUVとしている。

 

【主なモデルチェンジ】

・2011年10月20日 マイナーチェンジ

・2012年10月18日 マイナーチェンジ2度め

・2013年7月18日 一部改良

・2015年4月16日 一部改良

 

3代目RVRのスペック

全長

4295mm
全幅 1770mm
全高 1615mm
ホイールベース  2670mm 
車両重量 1350kg~1430kg
ボディタイプ

5ドアクロスオーバーSUV

乗車定員 5名
エンジン

・4B10 1.8L 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC)

・4J10 1.8L 直列4気筒SOHC16バルブ

・4N13 1.8L 直列4気筒DOHC16バルブICターボディーゼルDI-D(MIVEC)(欧州仕様)

・4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC)(米仕様)

・4A92 1.6L 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC)(欧州仕様)

・4N14 2.2L 直列4気筒DOHC16バルブICターボディーゼルDI-D(MIVEC)(欧州仕様)

・1.6L 直列4気筒SOHC8バルブターボディーゼルDI-D(欧州仕様)

駆動方式

FF

電子制御4WD

変速機

CVT/6MT

サスペンション

F マクファーソンストラット式

R マルチリンク式

プラットフォーム

PMプラットフォーム

 

以上が三菱RVRの歴史だ。

ここからは、新型RVRがどのような車種になるのか見ていこう。

 

デザインの変更点や価格、燃費、発売時期など。

参考にしていただきたい。

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新型RVRはフェイスを一新!!


次期型RVRはeX CONCEPTをベースに開発されているとの情報があった。

(↑フルモデルチェンジされるRVRのベースカー)
(↑フルモデルチェンジされるRVRのベースカー)

しかし、ここに来て新型RVRがPHEV設定となる事から、

 

コンセプトモデルが、MITSUBISHI Concept XR-PHEVとなる事が分かった。

 

この車種は、2015年3月に開催されたジュネーブ国際自動車ショーで公開されている。

 

この車種については後程詳しく見ていこう。

 

さて、

新型RVRはダイナミックシールドフェイスになると言われている。

 

今回のフルモデルチェンジで1番の大きな変更点はフェイスだろう。

 

RVRとは思えない程力強い顔に変更されている。

 

このダイナミックシールドとは、三菱の新型車の独特のフェイスを言う。

 

最近は各車種のフェイスを見ただけで、どのメーカーの車かを瞬時に判断出来るようにメーカーごとに統一感を出してきているのだ。

 

日産ならVモーション。

 

その他、BMWやベンツやアウディが同じような手法をとっている。

 

新型RVRは既に2015年LAショーで公開


(新型RVRとされていた車種)
(新型RVRとされていた車種)

実はRVRのマイナーチェンジ後のデザインはLAショーで北米先行公開されている。

 

2016年に大幅なマイナーチェンジを行う予定だったRVRだが、

結局2019年のフルモデルチェンジに切り替わったのでこの話はなくなった。

 

海外で強い人気を持つだけにフェイスの変更は話題となった。

この時の新型RVRは今までのRVRとはデザインが一新されていた。

 

それがアメリカ版アウトランダースポーツ2016年モデルだ。

 

結局、2019年にフルモデルチェンジされる事になったのでアメリカ版アウトランダースポーツ2016年モデルが次期RVRと言う話はなくなってしまった。

 

しかしここに来て新型RVRのスパイショットが多く撮られている。

 

画像で見る限り、MITSUBISHI Concept XR-PHEV II(ミツビシ・コンセプト・エックスアール・ピーエイチイーブイ・ツー)をベースにしている事が分かる。

 

(新型RVRの画像)
(新型RVRの画像)

上記が新型RVRの画像だ。

 

それ以外にも背後を捉えた画像も出回っている。

(新型RVRの画像)
(新型RVRの画像)

これらは新型RVRの走行テストを捉えたスパイショットだ。

 

ボディやミラー、バックなど全てがカモフラージュ仕様なのではっきりとしたデザインは伝わらないが、三菱の新型には必ず採用される「ダイナミックシールド」を採用してくる事は間違いない。

 

新型RVRのエクステリア


(新型RVRのデザインはどうなる?)
(新型RVRのデザインはどうなる?)

新型RVRのデザインはSUVでありながら高級感を全面に押し出した車種となる。

 

車高が低いフォルムに、正面から見ると「X」と読めるフェイスのデザイン。

 

ヘッドライトはフェイスの端に設置されているが鋭く鋭利な為、存在感をアピールしている。

(新型RVRは低い姿勢になって誕生か)
(新型RVRは低い姿勢になって誕生か)

このように見ると、かなり低い姿勢で作られているのが分かる。

これ程低く感じさせる車種はSUVにしては珍しい。

 

これらの画像は全て、MITSUBISHI Concept XR-PHEVだ。

 

この車種をベースに新型RVRは作られるわけだが、この車種を三菱は以下のように解説している。

 

“『MITSUBISHI Concept XR-PHEV Ⅱ』は、『アウトランダーPHEV』に次ぐプラグインハイブリッド車(以下、PHEV)の第2弾を想定した小型SUVのコンセプトカーです。三菱自動車では、「環境への貢献」「走る歓び」「確かな安心」の3つを柱とした次世代先進技術「@earth TECHNOLOGY(アット・アース・テクノロジー)」の開発を推進しており、環境対応技術ではとりわけ電動車両技術に注力し、将来の展開を見据えて車種毎に最適なPHEVシステムの開発に取り組んでいます。『MITSUBISHI Concept XR-PHEV Ⅱ』で提案する新たなPHEVシステムは都市型クロスオーバーに最適な小型・軽量・高効率なFFタイプとしており、プラグインハイブリッドでトップレベルの低CO2排出量40g/km以下に抑えるとともに、レスポンスよく滑らかで力強い走りを実現します。”

新型RVRのインテリア


新型RVRの室内画像
(新型RVRのインテリアはどうなる?)

どんなに燃費や性能が良い車種でも、新型として登場した時にデザインやインテリアデザインが悪ければ売れるわけがない。

 

三菱の新型RVRはその点は問題がなさそうだ。

 

エクステリアデザインは先進的なデザインで話題になるだろう。

 

インテリアのデザインや色合い、質感ともに、新型に見合った物となる。

 

上記の画像はあくまでもコンセプトモデルでここまで近代的な物にはならずこれを市販化してくる。

 

デザイナーによると、

 

“水平基調のインパネ、それを支えるコンソールから左右に広がるアルミフレームによって、SUVの力強さを表現。フロント周りは、ブラックとシルバーのみのハイコントラストな色調としました。また、操作系をステアリングホイールとコンソール中央部に集中配置し、機能的で運転に集中できるコックピットを表現しました。”

 

との事だ。

 

インテリアデザインは上記のデザインを引き継ぎつつ、市販化に向けて簡素化されていくだろう。

 

新型RVRのトピック


RVRのトピックは

 

ガソリンモデル以外にEVも同時に開発している事だ。

 軽自動車以外のEVは三菱としては初の試みだ。

 

SUVとEVを柱にする三菱の真骨頂と言える。

 

さて、フェイスの変更、インテリなどの変更以外に、何がどう変わるのか。

 

 

その最新情報を見ていこう。

 

まずは、PHEVについて。

 

話題となっているのがガソリンモデル以外の設定だ。

 

そもそもPHEVとは何なのか。

今更だが解説したい。

 

新型RVR PHEVの「PHEV」とは


PHVEとは、プラグインハイブリッドカーの事だ。

 

代表的な車種に三菱のアウトランダーがある。

 

簡単に解説すると、電気自動車でありながら充電が切れるとガソリンで動く車の事だ。

 

メリットは

 

・静粛性が高い

・ガソリンの仕様を抑えつつ、長距離走行が可能

・走行が「滑らか」

 

2020年の東京オリンピックまでにはこのPHEVが街中で走っているような計画がある。

 

PHEVとハイブリッドエンジンとの違い

 

ハイブリッドエンジンは外部から電気の充電が出来ない。

あくまでも走行しながら電気の充電を行うのがハイブリッドシステムだ。

 

その点、PHEVでは外部から電気を充電できるのが決定的な違いとなる。

 

PHEVは現在各メーカーが競い合い開発している新たな技術だ。

 

三菱はPHEVの技術では1歩突き出ているといえる。

 

その根拠にアウトランダーがある。

アウトランダーPHEVの性能を越えると言われている新型RVR PHEV。

 

その性能に期待したい。

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新型RVRのフルモデルチェンジ内容


(新型RVRの大きな変更点)
(新型RVRの大きな変更点)

新型RVRではツインモーター4WDとなり、

 

従来の2倍容量のバッテリーを組み合わせる事でEV設定では400km/Lの航続距離を目標としている。

 

なお、新型RVRではEV設定の有無は不明である。

 

PHEVでは85km/Lを越える事を目指している。

 

現在発売まで待たされている状況だが、

 その分だけ大きく進化してくれているので発売がますます楽しみになる。

 

他の変更点が下記の通り。

 

グリル

バンパー

LEDウィンカー内臓のドアミラー

新デザインのアルミホイールデザイン

PHEV設定の誕生 

 

このクラスはやはり経済性がいかに良いかで売れ行きが決定する。

 

そして走りの性能だ。

 

静粛性のアップを狙いつつ、

 

加速力や車とドライバーとの一体感をより感じさせるハンドル操作にもこだわりを持っている。

 

新型RVR PHEVのエンジン


1.1リッター直列3気筒DOHCターボ

PHEVモーター最大出力:163ps/回転

最大出力:136ps/6500回転

最大トルク:15.8kg.m/4500回転

 

新型RVRの燃費


ガソリン設定の場合

JC08モード燃費:28.0km/L

 

ライバル車種となるホンダのヴェゼル、日産ジューク、トヨタC-HRを越える事を目指して開発されている。

 

新型RVRの乗車定員数


乗車定員数は5名となる。

 

初代RVRでは4人乗り設定を行ない、シートアレンジをする事によりかなり広い室内空間を生み出している。

 

新型RVRでも4人乗り設定も企画に挙がったが今回は見送らたのと事。

 

トランスミッション


CVT

 

新型RVRは欧州仕様などは6速MTなどの設定も予定している。

しかし、日本国内の販売ではCVTのみとなる。

 

駆動方式


FF:前輪駆動方式

AWD(?)

 

アウトランダーと同じAWDの設定も開発されるとの情報もあるが今はまだ未定である。

 

クロスオーバーSUVはAWD設定が当たり前となっているが、新型RVRでは見送られる可能性がある。

 

新型RVRはあくまでも街乗りメインとなる。

生活感重視となるのでFFオンリーとなる事も十分ありえるのだ。

 

FFでは車両重量も軽量化され、燃費向上にも繋がるのだ。

PHEV設定も用意される新型RVRには相性が良いと言える。

 

新型RVRの価格


価格に関してはまだ未公開となっているが250万円前後の設定と想定されている。

 

新型RVRのガソリンモデルは230万円前後

 

新型RVRのPHEVモデルは250万円~280万円程となる。

 

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