新型プリウスPHVをどこよりも詳しくスペック公開

新型プリウスPHV

新型プリウスPHV(2代目)の最新情報を公開。価格は350万円前後を想定。日本発売は2016年11月に決定した。史上最高のPHVが遂に実現した。北米では極上の異名をとる新型の性能を解説


次期プリウスPHVは2016年11月発売

(インテリアにもこだわった)
(インテリアにもこだわった)

JC08モード燃費は40.8km/Lをマークする新型プリウス。

プリウスはフルモデルチェンジをしたばかりだが、本命はこのPHV(プラグインハイブリッド)だ。

 

EV航続距離は先代プリウスPHVの2倍となり60km以上となる。

 

航続距離が飛躍的に進化した事で今、最も注目が集まっている車と言っても過言ではない。

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北米では最上級の扱い


専用デザインのフロントマスクとリアコンビランプが与えられ見た目にもノーマルプリウスとの差別化が図られていて、全長は105mm延長され4645mmとなる。

 

200V電源に加え急速充電器にも対応する大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載。

 

これによりEV走行距離を60kmまで拡大している。

 

北米市場ではこの2代目は、

プリウス“プライム”と呼ばれている。

プライムとは「極上」を意味する単語でその性能は名前負けしていない。

 

初代プリウスPHVは正直イマイチだった。

 

その販売実績を巻き返すべくあからさまにエクステリアデザインを変更している。

 

さらに上級モデルとして発表してきたトヨタ。

どのレベルまで達しているのか見て行こう。

 


エクステリアデザイン


▼フロント

(フロントマスク)
(フロントマスク)

ひと目で新型プリウスPHVとわかる先進的な表情。

先進機能と遊び心を兼ね備えたプラグインハイブリッドカーの表情として、飛躍的な進化を遂げた低重心かつエモーショナルなデザイン。

 

精悍な表情を演出する 大型アクリルグリル

 

アクリルグリルの裏面にはレリーフ(凸形状)(画像1)を持たせ、さらにシルバー塗装を施すことで奥行きを表現。

 

また、グリルを囲むフレーム部分(画像2)には艶を抑えた黒で全体を引き締めるなど、質感を与え車格感を表現している。

 

(ランプ)
(ランプ)

先進イメージを強調する

4眼LEDヘッドランプ

 

ヘッドランプに LED4眼プロジェクターを採用することで、「薄く・小さく・低い」シャープなヘッドランプデザインを実現。

 

プロジェクターランプの階段状配置を意匠に活かし、先進技術と機能をアイコニックに表現でしている。

前方車を眩惑することなく前方視界を確保するアダプティブハイビームシステム(AHS)

 

ハイビームで走行しながら、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光。オートマチックハイビームをより進化させたシステム。


 

ヘッドライトはプリウスが縦目に対してカバー形状は異なるが

「ミライ」と同じ薄型の4灯式LEDを採用している。

(ミライは燃料が水素だ。)
(ミライは燃料が水素だ。)

▼サイド

水平基調の伸びやかなサイドシルエット。

低重心を強調した伸びやかなサイドシルエットは車格感を表現。

(タイヤ)
(タイヤ)
軽量化と空力特性の向上を両立した15インチアルミホイール(専用意匠)

 

アルミホイールとホイールキャップを組み合わせることで「軽量化」と「空力特性」の向上を両立。

 

専用デザインにより、

ブラック塗装部分には遊び心とハイテク感を表現したデザインパターンとなっている。

▼リア

(バックウィンドウ)
(バックウィンドウ)
特徴的な形状で空力特性を向上したダブルバブルバックドアウインドゥ

 

空気の「流れ」を感じさせるような

2つの膨らみを持つダブルバブルウインドゥをバックドアガラスに採用。

 

後端のリヤスポイラーやサブウインドゥと一体化したデザインとし、

 

空力性能を向上させるとともに、

ひと目で新型プリウスPHVとわかる印象的なリヤビューを演出している。

 

トヨタ初の仕様となっている。

(バックランプ)
(バックランプ)
個性と存在感をアピールするハイマウントストップランプ+リヤコンビネーションランプ

 

ダブルバブルバックドアウインドゥから連続するハイマウントストップランプとリヤコンビネーションランプが、サブウインドゥを取り囲むように赤いラインを描き、リヤスタンスをワイドに強調。

 

さらに、夜間点灯時はこの特徴的なラインにより、ひと目で新型プリウスPHVだと強く印象づけます。また、フロント同様、縦型ターンランプをバンパーサイド面に配置。

 

空力を織り込んだ機能美をアピール。


 

中央を凹ませた特徴的なリアガラスには

ルーフからの流速がその部分で早くなる事により風が吸い寄せられる。

 

結果、空気抵抗が減少すると言う利点がある。

 

(後方視界)
(後方視界)
後方視認性を向上 CFRP製バックドア

 

ボディ剛性を損なうことなく軽量化を図るため、バックドアにCFRPを採用。

F1などの限られたクルマのボディに使われるこの素材は、鉄やアルミと比べても剛性が高く軽量。

 

また、ガラスエリアがサイド方向に拡大したことにより

良好な後方視界の確保にも貢献。

 

Aピラーよりも前のボディパネルなども先代と比べると全て別物に生まれ変わっている。

 

リア回りも横方向に伸びたテールランプの形状が今までのプリウスとは異なる作りになっている。

 

テールゲートには初めてカーボンファイバーが用いられた。

 

さらに、軽量化も進み細いフレームを採用する事で後方視界がグッと良好になっている。

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2代目プリウス
2代目プリウス

2代目プリウスの特徴を簡単にまとめよう。

 

・【サイズ感】

全長4540mmのノーマルプリウスに対して105mm長くなっている。

(4645mm)

 

リアオーバーハングは80mm延長

 

・【エンジン】

1.8L直4エンジン(98ps/14.5kgm)と72ps/16.6kgmのモーターを組み合わせたTHS-2採用

(プリウスと変化なし)

 

・【ナビ】

トヨタ初の11.6インチのフルHDディスプレイ採用

ナビモードの先読み原則支援機能でエネルギー回生を積極的に利用可能

 

・【ラゲッジスペースと乗車人数】

トランクは底上げ。

乗車店員はプリウスの5人乗りが、4人乗りに減っている。

センターコンソールを持ちながらゆったりと座ってくつろげるのが良い。

 


驚異的なEV航続距離 その性能60km/L以上


ハイブリッドのパワーユニットは基本的には新型プリウスがベースとなっている。

 

98psを発揮する1.8L4気筒のアトキンソンサイクルエンジン、

 

72psと31psの2個のモーターがプラネタリーギアを介して組み合わされる。

 

しかし今までとは異なる点がある。

 

発電用として使われていた

 

2個目のモーターとプラネタリーギアの間に新たにワンウェイクラッチを組みこんでいる点だ

 

これにより両方のモーターを同時に走行用モーターとして使用が可能となった。

 

EVモードでの最高速度は135km/Lに増している(+35km/L)

 


燃費(航続距離)アップの秘密はバッテリーにもあり


走行用のリチウムイオンバッテリーも小型化軽量されている。

 

2代目となる新型プリウスはそれだけの変化では済まない。

 

従来比約2倍の8.8kWhに大容量化している。

EVモードでの走行レンジは従来の26.4kmから2倍以上の60kmと大幅に強化して来ている。

 


新型プリウスPHVの価格について


価格は350万円前後を想定されている。

 

価格についてはまだ情報がなく、市場を調査しているとの事。

320万円程度であればかなりの台数売れる事は必至となるだろう。

 

また新しい情報が入り次第更新して行く。

▼2代目プリウスPHV主要諸元表

全長

全幅

全高

4645

1760

1470mm

ホイールベース 2700mm

室内長

室内幅

室内高

2100

1490

1195mm

エンジン

直列4気筒DOHC

1797cc+モーター

総排気量

1797cc

最高出力

98ps/5200rpm

最大トルク

14.5kgm/3600rpm

モーター最高出力

72ps/31ps

モーター最大トルク

16.6kgm/4.1kgm

トランスミッション

電気式CVT
バッテリー リチウムイオン電池
ハイブリッド燃費 37.0km/L 以上
価格 320万円

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