トヨタの新型ルーミー(ROOMY)/タンク(TANK)最新情報

トヨタ ルーミー画像

トヨタルーミーとダイハツタンクは新型ミニバンで、bBやラクティスを統合した車種だ。燃費は28km/Lオーバーで最小のコンパクトミニバンとして注目が高い。打倒スズキソリオとして開発。価格は150万円程度で販売される。


トヨタの新型ミニバン「ルーミー」ダイハツ「タンク」は打倒スズキソリオとしてbBとラクティスを統合させ誕生する。

若者に強い人気を持つトヨタbB。小型トールワゴンで「ネッツ店」のみで販売されており、ヴィッツやパッソ、ダイハツ・ブーンをベースに作られた車種だ。

 

スタイリッシュな内装やこだわりを持ったオーディオ機器が若い層から支持を得ている。

 

初代bBは2000年に発表。

 

2代目は2005年に発表しているが、

 

トヨタは2016年7月29日に車種整理の対象車にbBが入っている事を発表した。

 

これにより事実上の販売終了となってしまった。

 

実はトヨタは2016年に入りコンパクトカーの整理(生産中止の発表)を行っている。

 

bBをはじめ、IQ、ラクティス、カローラルミオン、イストなどの人気だった車種を一度生産終了させ新型の開発に乗り出しているのだ。

 

ビジネスに「選択と捨象」は付き物だが、これらの車種を生産終了し新型車を開発するには理由がある。

 

協力なライバルの出現によりトヨタの小型車には進化が問われる時が来ているのだ。

 

その協力なライバル車がスズキのソリオだ。

(画像:ソリオの室内)
(画像:ソリオの室内)

スズキソリオは現在コンパクトミニバンとして人気がある車種だ。

 

コンパクトなボディだが広い室内空間を確保はファミリー受けも良い。

 

さらに高い実用性と手頃な価格がユーザーの心を射止めているのだ。

 

そのスズキソリオの対抗馬としてbBとラクティスを統合させた新型ミニバン「ルーミー」「タンク」を誕生させる。

 

まずは、ルーミーやタンクのベースとなる、bBとラクティスとはどのような車種なのかみてみよう。

 

初代bB(NCP3#型)2000年~2005年


(画像:初代bB)
(画像:初代bB)

20歳代の若い男性向けに初代ヴィッツをベースに開発された。

 

しかし、箱型ボディから成る広い室内空間、車体前後の見切りの良さ等の使い勝手の良さが好評となり、結果として幅広い層のユーザーの支持を得た。

 

1300ccと1500ccのエンジンを搭載。

 

・2000年2月3日 発売

・2003年4月8日 マイナーチェンジ

 

2代目bB(QNC2#型)2005年~2016年


(画像:2代目bB)
(画像:2代目bB)

2代目bBはパッソ(ブーン)をベースに開発された。

これはコストを抑える目的と最小回転半径を小さくする狙いがあった。

 

さらにホイールベースを延長し、より室内が広くなり居住性が高まっている。

 

エンジンは刷新され、1.3Lダイハツ製K3-VE型と、新開発のダイハツ製1.5L3SZ-VE型エンジンの2設定となる。

 

共に直列4気筒 DOHC16バルブだ。

 

フルモデルチェンジで注目されたのはエンジンだけでなく、そのデザイン性もだ。

 

「箱型」のイメージが強かった初代よりも、うねりを効かせさらに派手なデザインとなっている。

 

これは当時ライバル車種であったホンダフィットや2代目日産キューブに対抗する為に先進性のデサインを取り入れたからだ。

 

・2005年12月26日 フルモデルチェンジ

・2008年10月6日 マイナーチェンジ

・2016年7月29日 生産終了

 

初代ラクティス(P100型)2005年~2010年


(画像:初代ラクティス)
(画像:初代ラクティス)

ウィッシュや86を手がけた多田哲哉氏が開発主査に携わったラクティス。

 

コンセプトは、

 

・「思い通りのレスポンス、カッコイイスタイル、かつてない開放感、広大なスペース、低燃費低排出、軽快な走り」

 

2代目ヴィッツをベースに開発されている。

 

・2005年10月3日 発売

・2007年12月20日 マイナーチェンジ

・2009年10月14日 一部改良

 

2代目ラクティス(P120型)2010年~2016年


(画像:2代目ラクティス)
(画像:2代目ラクティス)

istやハイエース/レジアスエースなどの車種を手掛けた三浦清克氏が開発主査となった。

 

初代ラクティスと同じ5ナンバーサイズだが、室内幅を40mm拡大している。

 

これにより、室内空間が広くなっている。

 

使い勝手の良さを高める為に、FF車にはコンパクトクラスでは初となる、ラゲージスペース側面のレバー操作のみで簡単に格納できる6:4分割チルドダウン機構付リアシート(4WD車は6:4分割ダブルフォールディングリアシート)を採用している。

 

・2010年11月22日 フルモデルチェンジ

・2012年7月23日 日本仕様を一部改良

・2014年5月12日 日本仕様をマイナーチェンジ

・2016年6月30日 生産終了

 

以上がルーミーのベースとなるbBとラクティスが歩んで来た道のりだ。

 

今後はこの2車種がなくなるわけだが、bBは一世を風靡し人気のあった車種だけに惜しむ声も多い。

 

それを捨ててまでルーミーを誕生させるトヨタ。

 

一体どれほど良い車種に生まれ変わるのだろうか。

 

次はルーミーの性能についてみていこう。

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トヨタルーミー&ダイハツタンク 新型ミニバンの最新情報


トヨタとダイハツが現在開発しているルーミー/タンクはどのような車種になるのか。

 

bBは若者向けの車種だったが、新しく開発されているルーミーでは、「幅広いユーザー」から支持される実用性の高い車種を目指している。

 

スズキソリオに対抗する為に開発されているとの事。

 

まずボディサイズはパッソやブーンのプラットフォームを共有するので当然小さくなる。

 

新型ミニバンというよりはコンパクトミニバンとなる。

 

また、

 

トヨタ初となる1.0Lターボ車(1KR-FE型)となる事でルーミーのエンジンも注目されている。

 

では順番にみていこう。

 

ルーミー/タンクのボディサイズ


(新型フリードも意識?)
(新型フリードも意識?)

ルーミー(bB後継モデル)のスペックは

 

全長×全幅×全高 : 3900×1680×1680mm

 

全長が4m以下となり実用性を兼ね備えた車種となる。

 

ボディサイズは小さくこのサイズでどこまで車両重量を抑えられるかが燃費を左右するので課題になっている。

 

ホイールベース : 2600mm

車両重量 : 1000kg

 

ルーミー/タンクのエンジン


エンジン : 直列3気筒 1.0Lターボ 

 

ルーミーのエンジンには1.0Lターボが採用される。これはトヨタ初となり、最近では新型フリードに搭載されている。

 

なお、新型フィトにも1.0Lターボが搭載される話もあり、コンパクトカーの中では常識になりつつある。

 

ルーミーのボディサイズは新型フリードよりも一回り小さいがエンジンを見る限り、ホンダのフリードも意識しているのだろう。

 

当然、高性能燃費となる。

 

新型ミニバンに搭載されるこのエンジンは新型パッソに搭載されている1L直3エンジン「1KR-FE型」エンジンをダウンサイジングエンジンとして進化させる。

 

それにより高性能燃費とパワーを手に入れる事となるのだ。

 

▼エンジン性能は、

 

最高出力 : 100ps

最大トルク : 15.0kgm

駆動方式 : FF

トランスミッション : CVT

 

となる。

 

トヨタの新型ミニバンルーミーはスライドドアーを採用したコンパクトミニバンとなる事が予想されている。

 

 

bBは箱型のイメージが強かったがルーミーもそのデザインを継承事で丸みを帯びたデザインに変更される。

 

ルーミー/タンクのプラットフォーム


(パッソと同じプラットフォーム)
(パッソと同じプラットフォーム)

ルーミーとタンクのプラットフォームはパッソとダイハツブーンと共有する。

 

これは2代目bBと同じだ手法だ。

 

実は2017年4月以降にラッシュ/ビーゴの次期モデルとなるコンパクトSUVが誕生する事になっている。

 

今回開発されている次期bBを筆頭プラットフォームを共有した3兄弟車が誕生するのだ。

 

ルーミー/タンクの燃費はどうなるのか


(ソリオ超えの燃費となるか)
(ソリオ超えの燃費となるか)

実質bBやラクティスの後継車種となるルーミー/タンク。

 

やはり燃費にはこだわりをもちたい。

 

ハイブリッドシステムを使わずガソリンだけで走るのだが、かなりの高性能を誇ると言われている。

 

ライバル車種はスズキのソリオだ。

 

スズキソリオの燃費を見てみると、

JC08モード燃費:27.8km/Lと高い燃費性能を誇っている。

 

実はスズキソリオのハイブリッドはストロングハイブリッドではない。

 

ルーミーもソリオ超えの燃費を狙って開発されている。

 

現段階ではソリオに対抗する為に、28.0km/Lオーバーで開発されている。

 

トヨタの技術を持ってすれば十分こえられる数値となる。

 

燃費に関しては新型発表と同時に出るのが一般的だ。

 

最新情報が入り次第更新したい。

 

ルーミー/タンクの安全装備


(ダイハツのスマートアシスト2を搭載する)
(ダイハツのスマートアシスト2を搭載する)

トヨタの新型安全装備、「セーフティセンスC」が搭載されるかと思いきや、ダイハツの最新安全装備「スマートアシスト2」が搭載される事になった。

 

▼スマートアシスト2とは?

主に以下の機能を備えた先進の安全装備となる。

 

・衝突回避支援ブレーキ機能

・衝突警報機能(対車両・対歩行者)

・車線逸脱警報機能

・誤発進抑制制御機能

・先行車発進お知らせ機能

 

走行車だけでなく歩行者までも単眼カメラで検知してくれるのだ。

 

車の運転が苦手な女性や初心者でも安心して乗る事が出来るだろう。

 

トヨタルーミー/ダイハツタンクのエクステリアデザイン


新型bBのデザインは?

丸みを帯びた家庭的な機能重視のデザインとなるこの新型ミニバン。

 

メッキガーニッシュを施しインパクトが強いフェイスとなる。

 

bBの後継車種として注目があつまるので、

 

bBのような箱型のやんちゃなイメージがあるエクステリデザインになると予想されていたがこのようなイメージはなくなる。

 

トヨタルーミー/ダイハツタンクのインテリアデザインはどうなるか


(イメージはスズキソリオ)
(イメージはスズキソリオ)

室内は天井が高く、足元周りも広く余裕を持った居住性となる。

 

トール型ミニバンなので、室内の作りは広く車内の移動(ウォークスルー)も楽に行える。

 

広々空間に、収納スペースを多く用意し、実用性に重点を置く。

 

なお、シートの色は落ち着いた黒ベースで登場すると見られている。

 

トヨタルーミー/ダイハツタンクのトランスミッション


CVT(無段変速式)

 

コンパクトミニバンなのでCVTが当然の選択となる。

 

トヨタルーミー/ダイハツタンクの駆動方式


FF設定となる。

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トヨタルーミー/ダイハツタンクの価格は?


価格に関してはスズキソリオを意識した設定となる。

 

ソリオの価格帯を見てみると、

 

・G

2WD:1,454,760円

4WD CVT:1,581,120円

 

・ハイブリッドMX

2WD CVT:1,695,600円

4WD CVT:1,821,960円

 

・ハイブリッドMX

デュアルカメラブレーキサポート装着車

2WD CVT:1,755,000円

4WD CVT:1,881,360円

 

・ハイブリッドMZ

2WD CVT:1,841,400円

4WD CVT:1,967,760円

 

・ハイブリッドMZ

デュアルカメラブレーキサポート装着車

2WD CVT:1,900,800円

4WD CVT:2,027,160円

 

とハイブリッドの上級モデルで200万円となる。

ガソリン車では150万円以下となっている。

 

トヨタの次期bB(新型ミニバン)もガソリン設定となるので価格はソリオに合わせた150万円程度となる事が分かっている。

 

トヨタルーミー/ダイハツタンクの発売時期は2016年11月


発売次期に関しては不明な点が多く、

 

早くて2016年の秋を予定しているとの最新情報が入っている。

 

しかし場合によっては2017年にずれ込む予想もある。

 

発売時期に関してはもう少し情報を待つしか無い。

 

早くて2016年11月だと思っておこう。

 

より詳細が入り次第アップしていきたい。

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