新型カローラ(COROLLA)がフルモデルチェンジする。発売時期は2017年秋を予定している。新型アクシオ、フィールダーそして5ドアスポーツハッチバックの性能や燃費、価格、デザインの変更など最新情報を公開!!
2017年フルモデルチェンジのカローラにいよいよGTI設定か
トヨタのカローラは2016年10月20日誕生50周年を迎え、今では日本を代表するファミリーカーとして位置づけられている。
新型カローラで12代目となるからその長命には驚きだ。
日本ばかりではなく、世界150カ国で販売されているので世界のベーシックカーと呼んでも良いだろう。
世界でも人気が高く、不動の存在となっているのでライバルは不在だと思われがちだが、強力なライバル車が存在する。
フォルクスワーゲンのゴルフだ。
新型カローラではこのゴルフを徹底的に解剖してきてフルモデルチェンジに活かすと言う。
カローラVSゴルフの戦いがより激しくなりそうだ。
ここではそんなゴルフとカローラとを比較していき、最新のフルモデルチェンジについて解説していく。
注目すべき点はフルモデルチェンジ後の新型カローラに「GTI」モデルを設定してくる可能性があると言うことだ。
GTIモデルとは
フルモデルチェンジ後、新型カローラにも新たにGTIモデルが設定される可能性があるわけだが、いまいちGTIと言ってもピンっと来ない方もいるだろう。
GTIとは、
簡単に言うとよりスポーティにした車種のグレードの事を言う。
カローラのライバル車である「フォルクスワーゲン」が設定したモノで、
Grand Touring Injection(グランド・ツーリング・インジェクション)の略となる。
フォルクスワーゲンはスポーティモデルのみにこの名称を与えている。 |
そしてフォルクスワーゲンの中でもストリート最強と呼ばれているのが、Golf(ゴルフ)GTIモデルだ。
打倒ゴルフとすべく、新型カローラにもスポーティタイプを設定してくるとの話だ。
それには理由がある。
トヨタカローラは新型で12代も続くビッグネームである事は間違いないが、
どちらかと言うと年配者が乗る車として位置づけられてしまっている。
トヨタとしてはもっと若い層をカローラに取り戻したいのだ。
一昔前はカローラを選ぶ層は
車好きや働き盛の層が多かったが、今ではその層から敬遠されがちだ。
現在世界150カ国で発売されているトヨタのカローラ。
2013年では累計4000万台を突破している。
前述したが今では世界のベーシックカーとなっている。
しかし、
日本でのカローラのイメージ、
とくにセダンモデル(アクシオ)では、「年寄りくさい車」とのイメージが強いようだ。
とは言うものの、
カローラは2013年にハイブリッドモデルを投入しておりそこからは毎年ベスト10入り(カローラフィールダーと合算しての数字)を果たしている程人気のある車だ。
しかし、セダンタイプの「カローラアクシオ」はやはり売れ行きが怪しい。
どうも若者には好かれていない。
トヨタとしてはこのセダンタイプで若い層を囲い込みたいのだ。
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新型カローラはフルモデルチェンジでスタイリッシュに
北米ではカローラフーリアとしてデザインを大幅変更し若者層の取り入れに成功している。
これを受け、
10月22日に行われたカローラ50周年イベントに於いて、新型カローラ担当者は「次期カローラ
はスタイリッシュな車にし若者を取り入れる」と証言している事からスタイリッシュで日本市場の若い層に受けるようなデザインに生まれ変わるのは間違いない。
カローラは世界中でその国に合ったデザインやボディサイズへ独自に進化してきている。
トヨタはカローラの若者離れに危機感を持っているので、フルモデルチェンジでは大きく作りを変えてくる。
エクステリアから大胆なモデルチェンジを施し新たな市場を開拓してくれるのでは?との期待の声も寄せられている。
新型カローラのボディタイプは3タイプ
カローラはフルモデルチェンジ後3つのボディタイプを手に入れる。
1、セダン
2、ワゴン
3、5ドアハッチバック
上記の3タイプに分かれる。
ボディタイプは3つに分かれるがフロントデザインは全て共通される。
カローラはゴルフを上回る為に新型へと進化するのだ。
現状、カローラは現行モデルからゴルフにかなり苦戦している。
ヨーロッパのカローラ5ドアハッチでもあるオーリスこそが、打倒ゴルフとして開発されたのだが、残念な事に現行オーリスが発表される頃にはゴルフはⅦへと進化してしまったので追い抜く事は出来なかった。
しかし、トヨタはプリウスに採用した新たなプラットフォーム「TNGA」を完成させたりと技術面でどんどん進化をしている。
TNGAは当然新型カローラにも採用される事となる。
TNGAは美しい骨格をそなえ、さらには強靭なボディを実現させる。
ヨーロッパでも十分活躍出来るプラットフォームなのだ。
そんなTNGAと新デザインを得たカローラはこれまでの「ファミリー系ボディ」から一新して大胆なデザインとなる。
北米使用のフーリアのようなシャープなラインに、大胆で挑発的な大口なグリルが特徴となる。
11代目である現行車種の登場は2012年だが、
2年後のビッグチェンジではフロント回りのデザインを大きく変更させている。
2013年にはハイブリッドを追加しフィールダーを加えてた数値では毎年ベスト10入りする程の人気となった。
今回のフルモデルチェンジでもフロントデザインは大きく変わる事となる。
まずは簡単にアクシオ、それにフィールダーがどのようなモデルチェンジを遂げるのか簡単に解説しておこう。
【新型カローラアクシオのモデルチェンジについて】
現行カローラアクシオは丸いイメージがあるが、フルモデルチェンジ後のデザイン変更によりシャープな作りとなる。
エンジンは1.5LNAの他、
・スポーティな1.2Lターボ
・1.5Lハイブリッド
も設定される予定だ。
【新型カローラフィールダーのモデルチェンジについて】
新型カローラフィールダーはよりシャープでスリムなデザインとなり、若い層を狙っていく。
今までよりも数段アクティブなイメージとなるので人気もかなり出そうだ。
新型カローラはヨーロッパ市場でも拡大したい
カローラのフルモデルチェンジは日本市場を狙ったものだけではない。
新型カローラではヨーロッパのマーケットにも力を入れていくと言われており、特に5ドア系に力を入れて行く事となる。
冒頭でも紹介したが、この5ドア系こそがスポーツモデルとなり「ゴルフGTI」のような車種となるのだ。
豊田社長は走りにこだわりを持っているので、ヨーロッパ車のようなハンドリングや操縦安定性などを求めている。
それに合わせ、カローラをもっと若者に受け入れる車種にしたい事から、新型カローラにもゴルフGTIのようなスポーツモデルを設定すると言う。
フォルクスワーゲンのゴルフは幅広いグレードを持っている。
「ファミリー向け」から「プレミアムスポーツ(ポルシェイーター)」グレードまで設定しているのだ。
トヨタは以前より、フォルクスワーゲンゴルフを強く意識していて、
例えば、
前々モデルの最上級グレードに当たるスポーツモデル「ゴルフR」ではV6 3.2Lエンジンを積んだR32があった。
※ターボ技術が発達している今、ゴルフRも2Lターボ 280psの4WDへと進化を遂げている。
この時トヨタも対抗して2BOXのV6 3.5Lの「ブレイドマスター」を発売したが結局ゴルフR32には敵わなかった。
新型カローラは現在のゴルフRのような4WDまではいかないもの、通常のゴルフGTIレベルのスポーツグレードまで押上てくる予定だ。
新型カローラ5ドアハッチのエンジン
エンジンについては8ARのチューニング仕様となる。
現行レクサスNXに積まれている235psをさらにチューニングし220psを目標に開発中だ。
新型カローラGAZOO限定モデルでは、280psを目標としているがこれはゴルフGTIのクラブスポーツエディションの265psを超えてくる事となる。
GAZOO限定モデルのカローラではホンダのシビックタイプRのような本格スポーツモデルになる。との情報もあるから情報が出るのが今から楽しみである。
新型カローラの価格
5ドアスポーツハッチバックモデルの価格についてだが、
ゴルフGTIが3,899,000円~発売されているので、350万円前後と見られている。
価格については発表直前まで情報の解禁がされないので最新情報が入り次第更新したい。
なお、5ドアスポーツハッチバックは今後オーリスと統合される事になる。
そしてネーミングだが「カローラ」の名前を使うかも現在不明だ。
他の名前で登場する可能性も十分にある。
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フルモデルチェンジ後のアクシオとフィールダーの最新情報
新型カローラで注目されているのは5ドアスポーツハッチバックだが、
アクシオやカローラも大きな進化を遂げる事を忘れてはならない。
フロント回りは5ドアハッチバック系と共通し、フィールダーは低く伸びやかなラインが大きな特徴となる。
現行モデルのようなコンパクト感は感じさせなくなり、上級モデルのような高級感を打ち出してくる。
ボディサイズは5ナンバーを抜ける?
新型カローラフィールダーやアクシオで注目されているのはそのボディサイズだ。
遂に5ナンバーを抜ける可能性がある。
5ドアスポーツハッチバックはワイドボディになるのは間違いなくて、全幅は1780mm程度と予想されている。
新型カローラアクシオ(セダン)とフィールダー(ワゴン)では全幅は1740mm程度と予想されており5ナンバー車でなくなる可能性が非常に高い。
搭載されるエンジン
新型カローラアクシオ、フィールダーに搭載されるエンジンだが、
・直4 1.2Lターボ
・1.5Lハイブリッド
・1.5LNA←ベーシックモデル となる。
4WDは1.5LNAとハイブリッド設定
カローラセダン/ワゴン両方に設定されるスポーツグレード用の1.2Lターボ、「8NR-FTS」は120ps程度まで高められる。
JC08モード燃費は20.0km/L程度となる。
ハイブリッド設定について
新型カローラセダン(アクシオ)、ワゴン(フィールダー)ともにハイブリッドモデルの設定がされる。
注目されるのはその燃費数値だが、10%程度の向上が見込まれている。
現在、35.0km/Lをオーバーする燃費を目標に開発されている。
価格について
新型カローラアクシオ、フィールダーの価格は現行モデルとほぼ同等になる予定から150万円から用意される事になる。
アクシオ、フィールダーの価格についてもトヨタがフルモデルチェンジを公表する直前まで具体的な数値は公にされない。
こちらも最新情報を入手次第更新したい。
新型カローラのモデルチェンジ発売時期
2017年秋にフルモデルチェンジ予定だ。
具体的には10月となる。
カローラのモデルチェンジスケジュールは以下の通り。
2017年10月:新型カローラアクシオ、フィールダーフルモデルチェンジ
2018年4月:新型カローラ5ドアスポーツハッチバックフルモデルチェンジ |
アクシオ、フィールダーのモデルチェンジ後、半年程遅れてスポーツモデルが追加される予定だ。
12代目となるカローラは日本だけでなく世界も期待している1台となる。
これからもまだまだ目が話せない状態が続くだろう。
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