![ルーミー タンク トール の違い](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=242x10000:format=png/path/s4e80889976afc734/image/i7dea5427303d9639/version/1479373288/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC-%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84.png)
ルーミー/タンクトールの違いやオススメ車種を解説。ハイブリッド設定は出るのか。性能や燃費、室内空間や使い勝手の良さ、ボディカラーを解説。スバルへOEM供給しているジャスティとも合わせて見ていこう。
トヨタ&ダイハツのジャストサイズの「トール」コンパクト車
新開発の1Lターボ搭載のジャストサイズのトール車が発売開始された。
トヨタからは「ルーミー(ROOMY)」と「TANK」
ダイハツからは「トール(THOR)」
さらにはスバルへOEM供給する「ジャスティ(JUSTY)」とまで発売されている。
今回発表された「ジャストサイズミニバン」は、企画、開発、設計、デザイン、製造など全てをダイハツが担当している。
さてルーミー/タンク/トールのライバル車種はなんと言ってもスズキ「ソリオ(SOLIO)」だ。
この3車種はソリオの対抗馬として開発されていて、特に注目したいのは絶妙なボディサイズだ。
ダイハツが得意とする「軽自動車」の技術をジャストサイズミニバンサイズに盛り込んできている。
軽自動車では少し物足りない層をターゲットとしており、現在その層を総取りしているのがスズキソリオだ。
ルーミー/タンク/トールはソリオよりもより個性的な車種となり新たな市場を切り開いていく。
車幅はソリオよりも45mm広く、全高は「タント」よりも低めの設定で走行性能を安定させてきている。
しかし、軽自動車に運転が慣れているドライバーでも簡単に乗り換えられるように最小回転半径を4.6mとしており、ソリオの4.8mよりも小回りが効く仕様になっているのはさすがだ。
ボディサイズは以下の通り。
全長:3725mm
全幅:1670mm
全高:1735mm
ホイールベース:2490mm
運転がしやすくそれでいて広い室内空間を確保しているので人気になりそうである。
乗員定数は5人乗り。
さらに荷室への荷物は機内持ち込みOKなサイズが5つ程入ると言う。
両側スライドドアを採用しているのも日常生活の使い勝手の良さを考慮している。
しかし、ルーミー/タンク/トールと一気に3車種も発表されたらどれがどれだか良く分からなくなるのも確かだ。
違いはどこにあるのだろうか。
さらに、ルーミーカスタム/タンクカスタム/トールカスタムと来たものだ。
まずはその違いを簡単に押さえておこう。
トヨタ:ルーミー/ルーミーカスタム
![(画像:ルーミー/ルーミーカスタム)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i0f86db012a450850/version/1479374550/image.png)
【販売店】
トヨタ店&カローラ店
ラクティスの後継車種にあたる。
ボディカラー
![ルーミー ボディカラー一覧](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i867e7239a13b567a/version/1479376723/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC-%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%B8%80%E8%A6%A7.png)
・【モノトーン9色】
ブリリアントカッパークリスタルマイカ〈T33〉
レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉
マゼンタベリーマイカメタリック〈R72〉
フレッシュグリーンメタリック〈G57〉
ファインブルーマイカメタリック〈B67〉
プラムブラウンクリスタルマイカ〈R59〉
ブラックマイカメタリック〈X07〉
ブライトシルバーメタリック〈S28〉
パールホワイトⅢ〈W24〉
・【2トーン5色】(カスタムのみ)
ブラックマイカメタリック〈X07〉×ブリリアントカッパークリスタルマイカ〈T33〉
ブラックマイカメタリック〈X07〉×レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉
ブラックマイカメタリック〈X07〉×マゼンタベリーマイカメタリック〈R72〉
ブライトシルバーメタリック〈S28〉×フレッシュグリーンメタリック〈G57〉
ブライトシルバーメタリック〈S28〉×ファインブルーマイカメタリック〈B67〉
価格 燃費 駆動方式
【ルーミー】
グレード | 価格 | 燃費 | 駆動方式 |
X | 1,463,400円 | 24.6 | 2WD |
X | 1,636,200円 | 22 | 4WD |
X S |
1,528,200円 |
24.6 | 2WD |
X S | 1,701,000円 | 22 | 4WD |
G | 1,620,000円 | 24.6 | 2WD |
G | 1,792,800円 | 22 | 4WD |
G S | 1,684,800円 | 24.6 | 2WD |
G S | 1,857,600円 | 22 | 4WD |
G-T | 1,965,600円 | 21.8 | 2WD |
【ルーミーカスタム】
グレード | 価格 | 燃費 | 駆動方式 |
カスタムG | 1,771,200円 | 24.6 | 2WD |
カスタムG | 1,944,000円 | 22 | 4WD |
カスタムG S |
1,836,000円 | 24.6 | 2WD |
カスタムG S | 2,008,800円 | 22 | 4WD |
カスタムG-T | 1,965,600円 | 21.8 | 2WD |
トヨタ:タンク/タンクカスタム
![(画像:タンク/タンクカスタム)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i871479cd20202041/version/1479374968/image.png)
【販売店】
トヨペット店&ネッツ店
bBの後継車種にあたる。
価格やグレードはルーミーと同じだが、唯一通常の「G-T」グレードのみ、ルーミーの方が若干高い価格設定となる。
ボディカラー
![タンクボディカラー一覧](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i7ee11f689452d928/version/1479376752/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%B8%80%E8%A6%A7.png)
・【モノトーン9色】
タンク/タンクカスタムのボディカラーはルーミーと共通している。
しかし、ルーミーの「ブリリアントカッパークリスタルマイカ〈T33〉」が無いかわりに、
「インペリアルゴールドクリスタルメタリック〈Y14〉」が設定される。
・【2トーンカラー5色】(カスタムのみ)
2トーンカラーも基本的にはルーミーカスタムのボディカラーと共通する。
ルーミーに設定されている、「ブラックマイカメタリック〈X07〉×ブリリアントカッパークリスタルマイカ〈T33〉」が無いかわりに、「ブラックマイカメタリック〈X07〉×インペリアルゴールドクリスタルメタリック〈Y14〉」が設定される。
価格 燃費 駆動方式
【タンク】
グレード | 価格 | 燃費 | 駆動方式 |
X | 1,463,400円 | 24.6 | 2WD |
X | 1,636,200円 | 22 | 4WD |
X S |
1,528,200円 |
24.6 | 2WD |
X S | 1,701,000円 | 22 | 4WD |
G | 1,620,000円 | 24.6 | 2WD |
G | 1,792,800円 | 22 | 4WD |
G S | 1,684,800円 | 24.6 | 2WD |
G S | 1,857,600円 | 22 | 4WD |
G-T | 1,803,600円 | 21.8 | 2WD |
【タンクカスタム】
グレード | 価格 | 燃費 | 駆動方式 |
カスタムG | 1,771,200円 | 24.6 | 2WD |
カスタムG | 1,944,000円 | 22 | 4WD |
カスタムG S |
1,836,000円 | 24.6 | 2WD |
カスタムG S | 2,008,800円 | 22 | 4WD |
カスタムG-T | 1,965,600円 | 21.8 | 2WD |
ダイハツ:トール/トールカスタム
![(画像:トール/トールカスタム)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i9a3e8f97940c9d51/version/1479375517/image.png)
ダイハツブランドとしては「トール」と言う名前で販売される。
標準タイプはトヨタ「タンク」顔。
カスタムタイプはトヨタ「ルーミーカスタム」顔になる。
リアコンビランプは標準タイプはレッドレンズとなり、カスタムがクリアレンズだ。
フロントマスク&コンビランプの組み合わせはトールだけの物となり、ルーミーやタンクには見られない。
ボディカラー
![トール/トールカスタムのボディカラー一覧](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/id46a7cf7c84285b1/version/1479388679/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%A0%E3%81%AE%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%B8%80%E8%A6%A7.png)
・【モノトーン9色】
ダイハツ「トール」の単色カラーはトヨタ「タンク」と同じボディカラー設定となる。
・【2トーン5色】(カスタム専用)
2トーンカラーの設定もタンクカスタムと同じボディカラー設定を用意している。
価格 燃費 駆動方式 ターボ設定
【ダイハツトール】
グレード | 価格 | 燃費 | 駆動方式 |
X | 1,463,400円 | 24.6 | FF |
X SA II | 1,528,200円 | 24.6 | FF |
X 4WD | 1,636,200円 | 22 | 4WD |
X SA II 4WD | 1,701,000円 | 22 | 4WD |
G | 1,620,000円 | 24.6 | FF |
G SA II | 1,684,800円 | 24.6 | FF |
G 4WD | 1,792,800円 | 22 | 4WD |
G ターボ SA II | 1,803,600円 | 21.8 | FF |
G SA II 4WD | 1,857,600円 | 22 | 4WD |
【ダイハツトールカスタム】
グレード | 価格 | 燃費 | 駆動方式 |
カスタムG | 1,771,200円 | 24.6 | FF |
カスタムG SA II | 1,836,000円 | 24.6 | FF |
カスタムG 4WD | 1,944,000円 | 22 | 4WD |
カスタムG ターボ SA II | 1,965,600円 | 21.8 | FF |
カスタムG SA II 4WD | 2,008,800円 | 22 | 4WD |
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ルーミー/タンク/トールのエンジン
・自然吸気の1.0リッター直列3気筒型「1KR-FE」
最高出力69ps/6,000rpm
最大トルク9.4kgm/4,400rpmに加え
・ターボチャージャーとインタークーラーを装備した「1KR-VET」
最高出力98ps/6,000rpm
最大トルク14.3kgm/2,400〜4,000rpm
上記2設定となる。
前輪駆動となり、それぞれの車種はギア比が最適化されたCVTとの組み合わせにより燃費も考えられている。
残念ながら燃費性能はスズキソリオが採用している「マイルドハイブリッド」には及ばない。
燃費性能で勝負しない変わりにターボによる動力性能や室内空間、さらには自動車税の安さを売りにしている。
ルーミー/タンク/トール/ジャスティの種類と違い
トヨタのルーミー/タンク、それにダイハツのトール、スバルにOEM供給しているジャスティと4車種1度に出たので少しややこしくなっている。
ちなみにジャスティの標準モデルは「ルーミー」顔でカスタムモデルは「タンク」顔となる。
4車種に標準モデルとカスタムモデルがあるので全部で8タイプの仕様と、ここも少しややこしく感じるが、グレード構成は至ってシンプルだ。
「標準タイプ」と「カスタムタイプ」があって、それぞれに直3、1L NAエンジン搭載モデルと、直3、1Lターボエンジン搭載モデルが設定されている。
NAにはFFと4WDが設定されるがターボはFFモデルのみだ。
小さいボディなのに室内が広いのが特徴
![画像:ルーミーの荷室](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/if327e78223d7158b/version/1479464279/%E7%94%BB%E5%83%8F-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%8D%B7%E5%AE%A4.png)
ルーミー/タンク/トールそれぞれに荷室の広さは、
開口幅:1077mm
開口高:1080mm
荷室フロア高:527mm
と荷物を積み込みやすい荷室となっている。
上記の写真のように自転車も収納可能だ。
スクエアな車体形状も特徴の1つでこれにも狙いが有る。
高さをご覧頂きたい。
・全高:1735mm
・室内高:1355mm
ボディサイズの車高は「ムーヴ」以上「タント」未満につくられている。
こちらのサイズも実にジャストサイズなのだ。
走行性能が安定する事になる。
軽自動車よりも圧倒的に全長や全幅は広いので軽自動車にはない使い勝手を期待出来る他、
軽自動車からのサイズアップ志向のユーザーや、ミニバンからのサイズダウン志向のユーザーにも対応している事になる。
ルーミー/タンク/トールの室内の画像など
![インテリアデザイン 室内 ルーミー タンク トール ジャスティ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i435093b0993bf4e4/version/1479464307/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-%E5%AE%A4%E5%86%85-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC-%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3.png)
運転席回りは、直線基調のインパネとなっていてスッキリとしたデザインで使い勝手を重視。
インパネシフトを採用、室内は前後席、左右とウォークスルーが可能となっているがこれも軽自動車では味わえないだろう。
後席は240mm前後スライドが可能で、最大70度に傾くリクライニングにより前席と合わせれば、フルフラット状態が出来る。
ルーミー/タンク/トールともに軽自動車には出来ない、室内空間の使い勝手と居住空間を提供してくれる。
![ルーミー タンク トール ジャスティ の違い どれが買いか](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i11b5ddd0b3c45a5e/version/1479464681/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC-%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84-%E3%81%A9%E3%82%8C%E3%81%8C%E8%B2%B7%E3%81%84%E3%81%8B.png)
後席はダイブイン式で収納が可能となる。広々した荷室空間を作り出す事が出来る。
ルーミー/タンク/トールで室内空間以外で見逃せない点がある。
「両側スライドドア」を採用している点だ。
bB、ラクティスの実質後継車種にあたるこれらの新型車だが、bBやラクティスでは後席はヒンジタイプだったが、スライドドアに切り替えている。
ルーミー/タンク/トールを購入する層は子育て世代が多いと予想されているため、子育て世代が使い易い両側スライドドアを採用する事になった。
ルーミー/タンク/トールの位置づけ
トヨタのbB、ラクティスの後継車種と言う位置づけで発表されたこれらの車種。
bB、ラクティスのエンジンは、直4 1.3~1.5Lを搭載しているが、
こちらは直3の1Lとダウンサイジングだ。
ダウンサイジングを採用する事により「ターボ」が新開発される事となった。
パワーは98ps/14.3kgmを発揮するので感覚的には1.5L級のエンジンと言った所だろう
なお、JC08モード燃費は21.8km/Lで、N/Aは69ps/9.4kgmでJC08モード燃費は24.6km/Lとなる。
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ルーミー/タンク/トールのハイブリッド設定
![ルーミー タンク トール ジャスティ ハイブリッド](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s4e80889976afc734/image/i82d1c6e9fbe83045/version/1479469652/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC-%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89.png)
最大のライバル車種であるソリオは「マイルドハイブリッド」でJC08モード燃費は27.8km/Lとなっている。
対する、ルーミー/タンク/トールの燃費モデルは24.6km/Lなので、ソリオマイルドハイブリッドには及ばない。
ここで疑問がある。
・ルーミーハイブリッド
・タンクハイブリッド
・トールハイブリッド
は誕生しないのかと言う事だ。
当然、ハイブリッド設定を準備する議論もあった。
しかし、ボディサイズを考えるとハイブリッド化による重量増加による燃費効率の問題や、どうしても避けられない価格上昇(ソリオは低価格も売りである)の問題があり今回は導入を避けたと言う。
そのかわりに、ターボエンジンで走行性能を売りにしているのだ。
とは言うものの、ソリオストロングハイブリッドの開発も現在進んでいる。
2016年秋に発売予定だったが開発が少し遅れているようだ。
JC08モード燃費は32.0km/Lと言われており、価格は190万円~200万円だ。
この事から、多少ボディサイズを大きくしてでも
・タンクハイブリッド
・ルーミーハイブリッド
・トールハイブリッド は設定されるのではないかとの情報もある。
もしハイブリッド設定がされるとしたら、タンク/ルーミー/トールの発表から1年後の2017年末頃となる。
こちらのハイブリッド設定の情報については最新情報が入り次第更新していきたい。
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