新型レジェンド大幅モデルチェンジで2018年発売

新型レジェンド画像

ホンダレジェンドが2017年~2018年にビッグマイナーチェンジを行い新型レジェンドが誕生する。まるでフルモデルチェンジ並にフロントマスクが変化するがどのような車に生まれ変わるのだろうか。


ホンダのレジェンドが大きく進化する。

「早くもフルモデルチェンジか?」と思ってしまう程、フロントマスクなどに手が加わり改良される。

 

今回、大幅に改良される事になるがこれは現行車種のマイナーチェンジにすぎない。

 

ホンダのレジェンドは2012年夏に生産を終了している。

それから3年の月日を経て国内で販売を開始した車種だ。

 

現行レジェンドは5代目にあたり、こちらは2014年に11月に発表された。

 

ここから発売開始に至るまでには時間がかかっている。

 

これは当時フィットで品質問題が勃発したせいである。

新型レジェンドを発表した2014年11月はまさにフィットのリコール問題でホンダが揺れている最中だったのである。

 

その為、レジェンドを販売開始するにあったては、細部まで再検証を余儀なくされた。

 

結果、2015年1月に発売開始をする前提にリリースされた。

 

しかし、フィット問題でホンダは新型車や現行車種の安全デバイスの完成度を高める為に時間がかかってしまい結局2015年2月発売へと延期された背景がある。

新型レジェンドへの理由:販売実績は昨年比7割減


ホンダレジェンドフルモデルチェンジはいつ?

レジェンドと言えば、3モーター採用のハイブリッド機構を売りに発表された車だ。

ホンダのスーパーカーNSXよりも先に3モーターを取り入れた事で話題となった。

 

しかし、2016年の国内販売台数は前年比と比べると7割も減っており829台にとどまっている。

 

確かに今の国内ではセダン市場は狭まっているが、

それにしてもあまりにも淋しい結果だ。

 

この結果を受け、今回ビッグマイナーチェンジを施す事になった。

 

フェイスを大きく変更させ次世代型アキュラのような顔が与えられる。

 

目的は「金持ちのおじさんくさい車」のイメージの脱却である。

 

レジェンドはホンダの高級車だが、年齢層が上の人達に選ばれてる車種だ。

 

イメージの若返り憧れを持たれる車種に進化させ、若年層も狙っていきたい。

 

レジェンドのビッグマイナーチェンジの情報の前にまずはレジェンドはどのような車種かをみてみよう。

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ホンダレジェンドとは


レジェンドのモデルチェンジ2017 2018

レジェンドは、ターゲット層を富裕層向けの中高年と設定され誕生した。

 

中型セダンに対抗する車種として開発され、

駆動方式が異なるが、ホンダの最高クラスの車種だ。

 

ライバルは日産の高級車「シーマ」である。

 

NSXが発売開始するまでは、普通車としてはフラッグシップカーとして位置づけられていた。

 

取扱販売店は高級車を扱うカーズ店(前クリオ)の専売となっている。

 

発売開始は1985年だ。

ホンダ初のV型6気筒エンジンを搭載し、3ナンバー仕様車も用意され、フラグシップカーとして登場している。

 

モデルライフが長いと言う特徴もある。

 

北米市場では、1985年に設立されたアキュラブランドの最高級乗用車として、2代目までは「レジェンド」の名称で販売されていた。

 

尚、

3代目4代目は「RL」

5代目以降は「RLX」の名称となった。

レジェンドの過去のビッグマイナーチェンジ内容


2004年10月に発表された先代レジェンド(4代目)は8年間のモデルライフの途中にビッグマイナーチェンジを受けている。

 

この時のレジェンドは存在感が薄く、価格相応の車種として評価されていなかったのだ。

 

それを受け、2008年の秋にボディ前後が大胆に修正され直線基調のデザインとなった。

 

重圧感があり、こちらのデザインは好評となった。

 

他にはこの時に

 

・大型フロントグリルにスポイラー一体型のトランクフード

・新デザインの17インチアルミホイール

 

などを採用している。

 

エンジンは、排気量が3.7Lへ拡大し出力が227kW(309PS) 370N·m(37.7kgf·m)に向上している。

2004年当初のレジェンド
2004年当初のレジェンド
ビッグマイナーチェンジ後のレジェンドの画像
ビッグマイナーチェンジ後のレジェンドの画像

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新型レジェンドへ!ビッグマイナーチェンジの内容


新型レジェンド2018
アキュラ顔を与えられるホンダレジェンド

ここからはビッグマイナーチェンジの内容を見ていこう。

 

現行レジェンドは、

フロントノーズを丸ごと刷新してイメージチェンジを図る。

前述した通り、若返りを目的としている。

 

もはやマイナーチェンジの域を超えておりフルモデルチェンジと言っても良いだろう。

フロントマスクが大きく変更されるので、現行のイメージが全く残らない。

 

歴代のマイナーチェンジを見てみると、今回のように風貌を大きく変えた事はあった。

 

途中でボディ前後が大幅に変更され、

それまで丸みを帯びたボディだったが一転して直線基調に変更した事もある。

 

それを考えると今回のフェイスの大幅変更もおかしな事ではない。

新型レジェンドは次期アキュラ顔に変更か


アキュラとは、

本田技研工業が1986年からアメリカ合衆国とカナダで発売を開始した高級車ブランドの名前だ。

 

現在は認知が拡大されており、

中国での発売を2006年から開始し、ロシアでの開業も計画されている。

世界的に注目されているブランドになりつつある。

 

アキュラには現在6車種のモデルが存在する。

その内の7割は北アメリカ生産車だ。 

 

そして6車種すべてのフェイスを統一しているのも特長だ。

 

フェイスの統一は、実は世界的なメーカーでも既に実践している。

 

例えば下記のような一流メーカーも取り入れている。

・ベンツ

・BMW

・アウディ

・ジャガー

 

最近ではホンダや日産、トヨタまでもがフェイスの統一を図り、一目でどこの車なのかが分かるようにしている。

 

車のフェイスの統一化が流行っているがその先駆けとなったのが、

アウディの「シングルフレームグリル」と言う新デザインだ。

 

このデザインが好評で大ヒットとなった為、アウディはすべての新型車をシングルフレームグリルで統一した。

 

それ以降、各メーカーが真似ているのだ。

 

以来、

・ホンダはソリッドウイングフェイス

・トヨタはキーンルック

・日産はVモーショングリル

・マツダはシグネチャーウイング

・三菱はダイナミックシールド

・レクサスはスピンドルグリル

 

と、国産車も取り入れるようになっている。

 

さて、

今回のビッグマイナーチェンジにより、レジェンドのフェイスをホンダが次世代アキュラの各車に与えていく表情に変更していく予定だ。

 

五角形グリルはアグレッシブさを強調し、現在よりも拡大され、マツダの魂動(KODO)デザインに感化されたような切り立った角度でノーズ先端に配される。

マツダ魂動(KODO)デザイン
マツダ魂動(KODO)デザイン

魂動デザインとは

生命感をカタチにする、「魂動」。

 

生物が目標に向かって動き出す一瞬の強さや美しさ。それがマツダの考える究極のMotion Formです。

 

クルマをただの鉄の塊ではなく、まるで生き物のように生命感を感じさせるものにしたい。

 

まるで意志を持って動き出しそうな緊張感と、体温を持ち呼吸しているかのような温かみをもった、生きたクルマをつくる。

 

それが「魂動」デザインです。

出展:マツダ

ボンネットフードも前方に延長される予定だ。

 

バンパー前面はシャープなプレスラインが織り込まれる。

 

現行のドアパネルにはフロントフェンダーから続くうねりの効いたラインが用いられている。

これが、を感じさせるので新型レジェンドでは新たなドアパネルを開発したい所だが開発コストの影響により現状のドアパネルが踏襲されるだろう。

 

現行のうねりの効いたドアパネルと新開発のフロントフェンダーがいかにマッチしていくかが鍵となる。

新型レジェンドマイナーチェンジ後のエンジンはどうなるのか


マイナーチェンジ後のパワートレーンは変化なしか
マイナーチェンジ後のパワートレーンは変化なしか

マイナーチェンジ後、レジェンドのパワートレーンは、

 

現行3.5L V6エンジン&3モーターが踏襲される

 

左右後輪をそれぞれ駆動するモーターによりトルク・ベクタリングを実現する。

 

走行性能は現行車種も充分な性能を発揮しているので問題はないだろう。

フルモデルチェンジ後新型レジェンドは新開発のエンジンを搭載


ホンダには現在開発中の3L V6ターボエンジンがある。

 

このエンジンは、次世代アキュラのラインナップを特徴付けるユニットで「AP5-T」と呼ばれている。

 

このエンジンは2019年半ばに発売される新型TLX初搭載される予定だ。

TLXの画像
TLX画像

新型TLXに搭載された後に、

SUVのMDX、RDXに搭載される。

新型RDX画像
RDX画像

そしていよいよ、次期RLXに搭載されていく予定だ。

 

このRLXと言う車種はレジェンドの輸入車となる。

 

実質フルモデルチェンジ後の新型レジェンドの手本となる車種だ。

 

新開発の「AP5-T」はエンジン排気量が3L最高出力は360psに達する性能を持つ。

 

このエンジンを搭載した新型レジェンドが楽しみだ。

 

しかし一方で、残念ながら「レジェンド」にフルモデルチェンジは訪れないのでは?との声もある。

 

こちらは後程解説していくとして、

 

ホンダがセダンを中心にアキュラブランドをここまで強化するには理由があるのだ。

 

それは、北米では「ホンダ」ブランドをフックに他の高級車ブランドに乗り換えをするユーザーが止まらないと言う点にある。

 

例えば、

・レクサス

・メルセデスベンツ

・BMW などに視野が向いてしまうのだ。

 

これをどうにか阻止したいホンダはアキュラに頼る事となった。

 

現行のアキュラの車種ではこれらライバルとなる高級ブランドと戦うには特長が少ない為、

 

今回お伝えした五角形グリル採用のフロントマスクハイパワーの新開発ターボエンジンを取り入れ「ホンダ」ブランドと差別化をしアキュラを打ち出していく事となったのだ。

新型レジェンドは無し?レジェンドは現行で国内撤退か


2016年の販売台数がわずか829台にとどまった現行レジェンド。

 

その巻き返しを図るために今回ビッグマイナーチェンジを実行する。

 

ビッグマイナーチェンジの次期は早くて2017年、遅くても2018年初旬には行われるだろう。

 

ホンダは次期レジェンドにぴったりのエンジンAP5-Tを開発しているが、これを搭載したレジェンドが開発される事は無いかもしれない。

 

と、言うのもレジェンドは現行モデル(5代目)で廃止されるとの話が出ている。

 

順調にフルモデルチェンジを行えば新型レジェンドは新型エンジンを搭載し、3Lターボの走りを魅せてくれるだろう。

 

しかしその日が訪れる事は無いかもしれない。

 

6代目となる新型レジェンドは開発されるとしたら2021年~2022年だ。

 

その姿を楽しみにしつつ最新情報を追いかけたい。

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