トヨタの新型EV「愛car」はAI(人工知能)車か

トヨタ100%EV車

トヨタの新型EV「愛car」の最新情報。AI搭載車EVとして期待されている愛car。スペックや性能、特長など最新情報をお伝えしていく。


トヨタ愛car

トヨタから100%EV(電気自動車)が誕生する。

名前は「愛car(アイカー)」と呼ばれる。

 

実は2016年末にトヨタはEV事業企画室を立ち上げ、本格的に新型EVを開発している。

 

トヨタの新型EV、愛carはどのような車種になるのだろうか。

 

現在分かっている最新情報をお伝えしたい。

▼トヨタ新型EV「愛car」

発表時期:2020年

全長:4450mm

全幅:1800mm

全高:1450mm

パワートレイン:電気モーター 

トヨタのハイブリッドカーが世界で1000万台を突破


トヨタと言えば世界的な自動車メーカーだが、中でもハイブリッドカーでは常にトップを走ってきた。

 

2017年1月には、遂にグローバル累計販売台数が1000万台をオーバーしている。

 

ハイブリッドだけではなく、FCVを今も開発している事は公になっている。

 

※FCV=燃料電池自動車

燃料電池によって水素と酸素の化学反応によってモーターを回している

 

しかし、FCVには問題があり、全ての国において水素ステーションのインフラ整備が進んでいるわけではない。

 

ゼロエミッション規制などもあり、

 

その結果、自ずとEVの開発を行わないわけにはいかなくなるのだ。

 

そして今回、

プリウスの販売が落ち着いたこのタイミングにおいてEVの開発を加速させてきているのだ。

新型EV開発の為に社内ベンチャーを用意


現在開発されているEV(愛car)では、

プリウスを開発したチーフエンジニアが携わっているようだ。

 

新型プリウスの発売から約1年が経過した2016年末に、

 

新型EV開発の為、社内ベンチャーを立ち上げたトヨタ。

 

プリウスの開発に携わったチーフエンジニアを早速移籍させる点が、トヨタらしくスピーディだ。

 

この社内ベンチャーにはトヨタ以外に

 

・デンソー

・アイシン精機

・豊田自動織機 などの企業からそれぞれ人材を登用しているとの事。

 

トヨタが気合を入れてつくる新型EV、愛car。

 

どのような特徴を持っているのかみていこう。

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トヨタの新型EV【最新情報】


新型EV 愛car

トヨタの新型、100%電気自動車にはベースとなるモデルがある。

 

それは「コンセプト愛i」と言う車種だ。

 

コンセプト愛iは、米国ラスベガスにて2017年1月に行われたCES(コンシューマー・エレクトロニック・ショー)にて初めて「人と会話が出来る車」として出展し注目を浴びた車だ。

 

この車種を理解する事で、トヨタが今後発表する新型EVの傾向がわかる。

 

まずはコンセプト愛iについて見ていこう。

コンセプト愛iとは


(画像:コンセプト愛i)
(画像:コンセプト愛i)

コンセプト愛iは、AI(人工知能)を搭載しているのが特長だ。

 

AI搭載の試用車で、ドライバーの感情や嗜好、関心のありそうな話題を提供してくれる。

 

ドライバーとのコミュニケーションがとれる車に重点が置かれている。

 

そのシステムは「人の話を理解出来る」=「Lean」と言う技術を搭載している。

 

人工知能を搭載している車だけあって、SNS発信の行動・会話履歴などから、ユーザーの傾向を推定しているのだ。

 

また、「Emotion Map」と言う面白い機能にも注目したい。

 

これはドライバーの感情先に読み取った提案をしてくる物だ。

 

例えば、

・気分が良い時には少し遠回りしたルートの提案 

 

などがある。

 

車が会話を誘導してくれ、コミュニケーションをとり、感情によっては運転ルートまで提案してくるのだ。

 

海が好きなドライバーには、綺麗な海を通る道なども提案してくるようになるのだろう。

安全性能もAIならでは


「Protect」=「安全・安心」技術もAI搭載車ならではだ。

 

ユーザーの疲労度や感情の揺れ、覚醒状態などを判断し、それにより安全運転に導くシステムを搭載している。

 

具体的には、ユーザーの視覚や聴覚などの自律神経を刺激し、事故を起こさいないように誘導する。

 

また、ユーザーが事故を起こしそうな感情を抱いている時は、自動運転モードへの切り替えを提案してくる。

 

まさに近未来の車だ。

 

この車種は市販化に向けては、その性能が大幅に落ちてしまう。

 

しかし、その技術はトヨタが今後発表していく新型EV「愛car」にも用いられると言うから今から楽しみだ。

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トヨタ新型EV「愛car」について


トヨタの新型愛carのライバルとなりそうな車種が存在する。

 

EVの先駆車「日産 リーフ」だ。

 

日産はEVの量販に一足早く踏み切っており、

 

今ではEVのイメージ車にまで成長した「リーフ」を2代目へとフルモデルチェンジする準備までしている。

 

大幅なモデルチェンジを行ない、カタログ記載の航続距離は500km/L程度まで伸びると言われている。

 

これはバッテリー性能が大幅に向上しているからだ。

 

ボディの変更もあり、随所にブルーの加飾が施されクォーターピラーに黒ガーニッシュを装着する。

 

こちらは2017年10月に2代目リーフにフルモデルチェンジを予定していてトヨタもその動向を伺っているのだ。

 

トヨタの新型EV「愛car」の発表は2020年頃と言われているので3代目リーフあたりと競合しそうだ。

トヨタ新型EV「愛car」のシャシー


(TNGA-Cプラットフォーム採用)
(TNGA-Cプラットフォーム採用)

愛carのシャシーは、TNGA-Cプラットフォームが採用される。

現行プリウスが採用している物だ。

 

EVの問題点は、バッテリーを置く場所にある。

 

EVは大型バッテリーを採用するので、置く場所によっては室内を圧迫する。

 

しかし、愛carも他社EV同様、駆動用のリチウムイオン電池は床下に置かれる事となるのでこの点は上手くクリアーできそうだ。

トヨタ新型EV「愛car」のエクステリアデザイン


トヨタ愛CARの画像

トヨタの新型EVは、コンセプトモデルのように、

 

愛嬌のある丸みを帯びたランプや、

 

ボンネットフードが部分的に暗くなった事で短く見えるように工夫されている。

トヨタ新型EV 画像

エクステリアデザインは可愛らしい印象を受ける車となる事で間違いない。

トヨタ新型EV「愛car」の発売日


愛carはまず2017年秋の東京モーターショーにて、出展される事が分かっている。

 

そして、愛carのデビューは2020年だ。

 

次期東京オリンピック&パラリンピックにて公道デビューする事が分かっている。

 

さて、この愛carだが、コンセプト愛iのようにただのコンセプトモデルで終わる予定はない。

 

ゼロエミッション規制が施行されている国、地域で実際に販売もされる。

 

※ゼロエミッション規制とは、排出ガス規制の事で、排出ガスをゼロにしたクルマ(ZEV)の導入を義務づけている

 

これによりライバル車の日産リーフをトヨタが追撃する事となる。

 

トヨタのEVについてますます目が話せない状態となるだろう。

 

これを機にトヨタは一気にEVを誕生させる予定だ。

 

他の情報を入手次第、追って更新していきたい。

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