新型リーフ(LEAF)が2代目へフルモデルチェンジする。販売時期は2018年、発表は2017年10月頃だ。東京モーターショーにて出品される。価格や航続距離など、日産の新型EVの最新情報をお伝えしたい。
新型リーフがフルモデルチェンジされると言う情報がある。
日産リーフ(LEF)と言えば、日本のEVイメージカーとなっている車種だ。
日本で1番売れているEVと言って良いだろう。
現在までで、国内では約7万台、世界で約20万台の販売実績を持つ。
リーフは2010年12月に日本とアメリカで発売を開始し、2012年には世界に量販されており、
誕生から7年経った今でも人気は衰えておらず、
それどころか、日産は力をいれてこの車種を打ち出して来ている。
例えば、
・旅ホーダイ
これはスマホ料金設定を模した月々定額の充電プランである。
▼旅ホーダイとは
“月額2000円(税別)で日本全国の充電器が使いホーダイ。 いつ充電しても何度充電してもいい。 そう、これからは燃料費を気にせずに、日本中を走っていける。 映画も、ドラマも、音楽も、定額で楽しむこの時代。 さあ次は、日産リーフと旅ホーダイへ。” |
他には、0.1%の低金利などを実施し、
リーフの新車購入促進策を打ち出している。
そんなリーフがフルモデルチェンジするのだから、
日本以外の国も注目している。
ここでは新型リーフがどのような車種に生まれ変わるのか、フルモデルチェンジ情報をお伝えしていきたい。
▼日産新型リーフ(2代目)
発表時期:2017年10月 全長:4500mm 全幅:1780mm 全高:1545mm パワートレイン:電気モーター |
新型リーフのフルモデルチェンジ時期
新型リーフの発売時期についてだが、2018年頃となりそうだ。
発表時期は2017年10月頃と予想されている。
これは、現行リーフオーナーが受給した補助金の縛りが終わる頃だ。
・4年縛り
・6年縛り
この2つの期間の縛りが解ける頃に、2017年秋の東京モーターショーが開催される。
日産ブースでは当然新型リーフを猛プッシュする事となる。
プロモーション方法、人材、展示レイアウト、広告などすでに決定されているという。
さて、新型リーフだが
デザインに関しては大きな変化はない。
スラントノーズの両側にエッジの立った尾根線が配されてシャープな印象となる程度だ。
バンパーは当然Vモーショングリルとなる。
7年越しのフルモデルチェンジなので、大きなデザイン変化があっても良いと思うが、デザインに関してはほぼ現行キープとなりそうだ。
大きな変化は航続距離が圧倒的に伸びる点だ。
これらのフルモデルチェンジ内容の詳細をお伝えする前に、まずは現行リーフを振り返っていこう。
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日産リーフとは
リーフは日産が発売している5ドアハッチバックの100%電気自動車だ。
発売開始より、2度のマイナーチェンジを経て、現在の航続距離は280kmとなっている。
※デビュー時は160km。
【モーター】
三相交流のEM61型永久磁石型同期モーター(最高出力80kW、最大トルク280N·m)を搭載していたが、新設計のEM57型に変更。(最高出力80kW、最大トルク254N·m)
【ボディサイズ】
全長:4445mm
全幅:1770mm
全高:1545mm
ホイールベース:2700mm
※フルモデルチェンジにより新型は現行のボディサイズより若干ボディサイズがアップする。
【マイナーチェンジ】
2012年11月20日には日本仕様車のマイナーチェンジを実施。
・モーターの変更
・軽量化
・仕様の変更&廉価グレード「S」の設定
・ラゲッジ容量の増加(330Lから370L)
・航続距離の上昇
(メカニズムの変更により、航続距離が24kWhは228Km、30kWhは280kmへ)
【車名の由来】
LEAF=葉
【発売価格】
リーフ新車販売価格:273~428万円
リーフは現在日本を代表する電気自動車にまで成長している。
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新型リーフ2代目(AZE1)
ここからは新型リーフのフルモデルチェンジ内容について見ていこう。
7年越しのフルモデルチェンジなのだから性能も大きく変わる事は間違いない。
日産は、ノートe-Powerにおいて「ワンペダル・ドライブ思想」を取り入れた。
これは、回生を強めに設定し、油圧ブレーキを使わなくても停止できるシステムで、BMW・i3でもお馴染みのEVならではの機能もつ。
このワンペダル・ドライブは新型リーフにも搭載される。
さて新型リーフへのフルモデルチェンジで、大きく変わるのはバッテリー性能だ。
具体的に何がどう変わるのか、その性能をみていこう。
EV航続距離は600km達成か
これまで24kWhから30kWhへと進化してきたバッテリーの容量は大きく変わる。
現在予想されている電力量は48kWhと60kWhだ。
現行モデルでも2タイプのバッテリーから選択できるが新型もこのようになる。
現在、日産は「NissanConnect CARWINGS」を実質無料にしている。
これにより、約20万台のユーザーのビッグデータが蓄積されている。
日産は、
・充電回数
・バッテリー温度
・走行距離
・走行パターン
などのデータをユーザーからTCU(車両通信装置)を通じてデータを収集しているのだ。
これらのデータが新型リーフに搭載されるバッテリー性能に上手く影響されるはずだ。
※どの地域に住むリーフユーザーがどのような環境で使用しているのか日産は全て把握している。
さて、EVもガソリン車と同じで走り方や季節によって航続距離が大きく左右される。
特に寒い日や、上り坂を多く登った場合は数値が下がる傾向にある。
例えば、現行リーフの30kWhの場合、カタログ数値は280kmだが実際の航続距離は200km前後となってしまう。
現在、新型リーフで注目されているのはやはり航続距離だ。
カタログ数値は500km~600kmと予想されているが、EVはロングドライブを楽しむユーザーが多いので電池残量を気にせず走る為にも、カタログ数値と実際の航続距離の差がどれくらいになるのかが気になる点だ。
現行オーナーが不満に思っているカタログ数値の航続距離と実際の数値の差を出来るだけなくして誕生させるだろう。
新型リーフのデザイン
新型リーフのデザインに関しては大幅な変更を行わない。
まるで前後ドアをそのまま流用しているのかと思う程、サイドウィンドウなどが現行そっくりだ。
しかし、キャラクターラインは変更されており、外板パネルはすべて刷新されている。
これもよく見ないと変化に気づかない程だ。
コストを抑える為に、あまり見た目に変化を付けない事もある。
実際にウィンドウガラスは流用されるとの情報がある。
90年代によく見られた手法である。
デザインで大きく変化する箇所は、コンビランプだ。
横長デザイン(赤レンズ)に変わっていてワイド感がでる。
ナンバープレートがハッチゲートに移されている点も新鮮だ。
実は、新型リーフにはコンセプトモデルがある。
IDSコンセプトだ。
新型リーフのコンセプトモデルIDSコンセプト
2015年東京モーターショーに参考出品された車種で、
自動運転のコンセプトカーとなる。
フロントノーズのデザインは新型リーフ2代目にも取り入れられそうだ。
室内のインテリアは上記のようにシンプルで清楚なつくりになっている。
こちらのコンセプトモデルの航続距離は500km~550kmとなる。
この数値はFCV(水素燃料電池自動車)と同等だ。
いかに新型リーフの航続距離が優れている事がわかる。
コンセプトモデルが発表されたのは2015年だ。
新型リーフは2017年10月に発表され発売開始は2018年頃となるだろう。
コンセプトモデル発表から時間も経っているので、航続距離が600kmを超える事もある。
新型リーフの販売価格
販売価格に関してだが、現行リーフでは
・60kWhは450万円~
・40kWhは400万円~
と予想されている。
すべてのグレードにプロパイロットが搭載される予定で先進の安全装備も備わっている。
現行よりも値上がるのは仕方のない事だ。
今後も新型リーフの情報をウォッチしていき最新情報を入手次第更新していきたい。
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