トヨタ新型カローラフィールダーのフルモデルチェンジ最新情報を画像付きで紹介。発売時期は2018年春以降。ボディサイズは3ナンバーへと大きくなる。搭載エンジンはハイブリッド/ディーゼルエンジンもラインナップ。
新型カローラへ待望のモデルチェンジ
現行カローラフィールダーは2012年5月にモデルチェンジを行ない現在3代目だ。
次にフルモデルチェンジを行えば4代目となる。
トヨタは多くの車種をラインナップするが、
その中でも日本で人気のある車種はアクア、プリウスなどだ。
その為車に詳しくない人に
「カローラーは世界一売れている車だ」と言ってもピンとくる方は少ないだろう。
※2015年に日本国内累積販売台数1000万台(歴代の派生モデルを含む)を達成。
事実、トヨタの車種で世界一売れているのはカローラなのだ。
1966年~販売開始し2012年までの間に4000万台以上を販売している。
その為、「世界で最も多く販売された車」としてカローラはギネス認定されているのだ。
2017年現在では世界154カ国で発売されているので納得も出来る。
またカローラは現在11代目で51年の長い歴史を持ち、今ではトヨタだけに限らず世界でも知れ渡っている車となっている。
カローラを一言で表すと「良くできた普通車」で、
基本のセダンを軸に多くの派生モデルを世に送り出している。
その結果今ではクラウンやランクル、プリウスと肩を並べる車まで成長した。
そんなカローラが新型へと生まれ変わる。
当然、新型カローラフィールダーもラインナップされる事となる。
ここでは新型カローラとあわせて新型カローラフィールダーの情報も画像付きでみていこう。
新型カローラフィールダーの発売日
新型カローラフィールダーはいつ発売されるのだろうか。
カローラのように世界で売れている車種のモデルチェンジサイクルはほぼ一定となっている。
例を見てみよう。
・初代カローラ(ワゴン時代)1982年5月発売 ↓約5年3ヶ月後 ・2代目カローラ(ワゴン時代)1987年8月発売 ↓約4年1ヶ月後 ・3代目カローラ(ワゴン時代)1991年9月発売 ↓約8年11ヶ月後 ・初代カローラフィールダー2000年8月28日発売 ↓約6年1ヶ月 ・2代目カローラフィールダー2006年10月10日発売 ↓約5年7ヶ月 ・3代目カローラフィールダー2012年5月11日 ↓? ・4代目新型カローラフィールダー |
カローラワゴン時代からカローラフィールダーの名前が付けられるまでのモデルチェンジの期間は約8年11ヶ月も間が空いているが、
カローラフィールダーの名前になってからは、約6年のスパンでモデルチェンジしている事がわかる。
現行の3代目が発売されたのは2012年5月だ。
約6年後にモデルチェンジされる事を考えると、発売時期は2018年5月頃となる。
ここから新型カローラフィールダーの発売時期は2018年春以降と予想されている。
新型カローラフィールダーのコンセプトモデル
Toyota Corolla Furia Concept(トヨタカローラフーリアコンセプト)と言うモデルが2013年に発表された事がある。
このモデルこそが、今後のカローラの方向性を示した車だ。
テーマは「アイコニック・ダイナミズム」
新型カローラフィールダーでは、
今までの落ち着いたデザインで、「よく出来た普通車」を脱却させたデザインとなる。
画像のようにシンプルながらスタイリッシュで若者にも選ばれるような車種へと進化する。
こちらのコンセプトモデルをベースに新型カローラフィールダーは開発される事となる。
コンセプトモデルはあくまでもベースだ。
市販時のデザインではコンセプトモデルをより簡素にさせたデザインにして誕生させるのが一般的だ。
コンセプトモデルは近未来を感じさせるようなデザインが多い為、市販化のデザインをみてがっかりしてしまう人も少なくはない。
しかし、新型カローラフィールダーのデザインはコンセプトモデルに近づくと言われている。
デザインに関しては後程詳細を解説していきたい。
カローラの種類
カローラは多くの種類があるが以下にて簡単にまとめている。
カローラフィールダー
トヨタのステーション型ワゴン車。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2設定。
カローラのワゴンモデルはカローラの初代モデルより存在しているが、
フィールダーとしては日本で、4代目のモデルチェンジ半ばからようやくラインナップされた。
フィールダーはカローラの派生モデルの中でも主役となっており、カローラシリーズの中でも販売台数の多くを占めている。
結果、ステーションワゴン部門でも人気No1を獲得したりと注目されている車の1つだ。
現在はプリウスのステーションワゴン版、プリウスα(5人乗り)にその座を譲り渡したが今回のモデルチェンジで挽回していきたい所だ。
カローラルミオン
3ナンバーの小型乗用車のトールワゴンモデル。
通称「ルミオン」と呼ばれる。
北米で販売されていた2代目サイオン・xBをベースにカローラランクス(2006年10月発売終了)、カローラスパシオ(2007年7月発売終了)の後継車種として日本人向けの仕様にモデルチェンジした車種だ。
カローラは購入層が年齢層が高く、
このルミオンはそれを打開する為、若年層向けに開発されたモデルだ。
「カローラ=年寄りくさい」を打開する為に開発された。
角ばったボディスタイルがbBを連想させ若者を中心に受け、bB継ぐ人気車種となった。
オーストラリアでは「ルークス(RUKUS)」と言う名前で販売。
カローラiM(オーリス)
北米向けハッチバックで、地域によっては「カローラ」の名を継いでいる。
2017年モデルより車名をトヨタ・カローラiMに改称し、日本では、2代目トヨタ・オーリスとして販売されている。
ヨーロッパではカローラハッチバックモデルの後継車種として誕生した。
新MCプラットフォームを採用した事によりボディサイズが拡大、全幅は1760mmで日本では3ナンバー登録。
日本では現在2代目でハイブリッドモデルが2016年4月に追加。
カローラランクス
E120型系のハッチバック。
カローラFXの後継車種として2001年に誕生。
アレックスの後継車オーリスの誕生に伴いモデルを廃止した為、
初代のみで販売を中止しているがその間に2度モデルチェンジを行っている。
日本では5ドアモデルのみが販売されたが欧州では3ドア設定もある。
その他のカローラの派生車
レビン
FX
WRC
セレス
ランクス
カローラⅡ
スパシオ
スプリンター
ホールデン・ノバ
レビン
などがある。
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新型カローラフィールダーのプラットフォーム
ここからは新型カローラフィールダーの最新情報をお伝えしていきたい。
新型カローラフィールダーはモデルチェンジを受け4代目となる。
4代目のポイントは新型プラットフォームを採用することだ。
現行モデルはヴィッツやアクアと同じプラットフォームを採用していたが、
新型カローラフィールダーでは5ナンバーから3ナンバー登録となる。
世界戦略車な為、世界に通用するTNGA-Cプラットフォームが採用される事となる。
この新型プラットフォームは新型プリウスに採用された後、CH-Rに採用された物だ。
今後のトヨタの新車はTNGA-Cプラットフォームを採用していく事となる。
TNGAとは
正確にはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャと言う。
混同されがちだが、プラットフォームの名前ではない。
トヨタが掲げる車づくりや仕事の進め方の方針を言う物だ。
新プラットフォームのメリットは骨格の見直しによりボディ剛性が従来比の30~65%高められる事だ。
他には動力系の低重心化や室内の居住空間の拡大もある。
新型カローラフィールダーはTNGA-Cプラットフォームにより室内空間を最大限に効率化される。
新型カローラフィールダーのボディサイズ
新プラットフォームを採用する事によりボディサイズが大きくなる新型カローラフィールダー。
実は、カローラフィールダーは海外では既に新型を開発している。
上記の画像がまさにそれとなる。
新プラットフォームを採用する事により、日本モデルも3ナンバーとなる事や、
海外ですでに新型カローラフィールダーも開発されている事から海外モデルと統合する動きも出ている。
上記画像を見てわかるように、海外モデルの新型フィールダーはデザインが若者向けとなっている。
大型フロントマスクは高級外車をイメージさせるし、カラーも攻めている。
国内モデルは購入層が高めだったがこのデザインで発売されたら若者をも取り込めるだろう。
ボディサイズはアメリカ版新型フィールダーとほぼ同じとなりそうだ。
▼新型カローラフィールダーのボディサイズ
全長:4600mm
全幅:1770mm
全高:1470mm
ホイールベース:2600mm
海外モデルとほぼおなじサイズに統一される。
3ナンバーとなり一回り大きくなる。
インテリアデザイン
新型カローラフィールダーのインテリアについても海外仕様とほぼおなじデザインとなりそうだ。
国内向けのデザインを新たに手がけるとなると、コスト、特に開発に時間がかかる問題がある。
上画像のようにシックで落ち着いた中にも、高級感を感じさせるデザインで誕生する。
新型カローラフィールダーのエンジン
新型フィールダーに搭載されるエンジンも変更される。
ボディサイズが3ナンバー登録となるのでそれにあったより高性能なエンジンに変更されるのだ。
モデルチェンジで新型カローラフィールダーが獲るエンジンは3つだ。
・ダウンサイジングターボ(8NR-FTS型)
2Lクラスのパワーを持つ1.2Lエンジンが搭載される。
新型オーリスにて初採用された物を改良する。
今後はこちらのエンジンがトヨタの主流になっていく。
■1.2L直列4気筒DOHCターボエンジン
最大出力:116ps/5000回転 最大トルク:18.9kgf.m/4000回転 |
・ハイブリッド(2ZR-FXE型)
バッテリーはニッケル水素電池を使用。
現行フィールダーに搭載されているハイブリッドシステムを改良して搭載する。
燃費が向上する等性能面はアップする。
■1.8L直列4気筒DOHCエンジン+モーター
最大出力:98ps/5000回転 最大トルク:14.5kgf.m/3600回転 モーター:1NM型 最大出力:72ps 最大トルク:16.6kgm |
・ディーゼル(B37型)
トヨタとBMWは協業しているが、新型カローラフィールダーに搭載されるディーゼルエンジンはBMWから提供される物となる。
ミニクーパーDが搭載している最新の物となる。
■1.5L3気筒ディーゼルツインスクロールターボエンジン
最大出力:116ps/4000回転 最大トルク:27.5kgf.m/1700~2200回転 |
新型カローラフィールダーの燃費性能
燃費性能は現行よりも向上する。
今回のモデルチェンジで3つのエンジンを搭載するフィールダー。
それぞれの燃費を見ていこう。
・ダウンサイジングターボ
JC08モード燃費:30km/L(目標)
・ハイブリッド
JC08モード燃費:40km/L(目標)
・ディーゼル
JC08モード燃費:25km/L(目標)
ハイブリッドモデルの目標燃費は40km/Lだ。
このサイズの車種でこの数字は素晴らしい。
この数字に達成できるかはライバルメーカーも注目している所だ。
尚、ライバル車種の燃費をみてみよう。
ホンダシャトルハイブリッド:34km/L
マツダエクセラディーゼル1:21.6km/L
カローラフィールダーのハイブリッドとディーゼルの燃費性能のスペックの良さが分かる。
この数字で市販されるかはまだ開発段階だ。
より詳細が入り次第更新していきたい。
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新型カローラフィールダーに搭載される安全装備
各社が競って搭載している最新安全装備。
モデルチェンジ後搭載されるのは「トヨタセーフティセンスP」だ。
現在トヨタ車では
プリウスPHV、C-HRなどの最新車種に搭載されている。
ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した高精度な検知センサーにより、歩行者や前の車を捉え衝突を防いでくれる。
・プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
衝突の危険があると警告で知らせてくれる。
また突然の急ブレーキもアシストしてくれたり、衝突が回避できないと判断した場合は自動ブレーキがかかる。
・レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
車線逸脱を警告してくれる。
ウィンカーを出さずに車線変更などを行うとブザーやディスプレイで警告する。
・オートマチックハイビーム
ハイビームとロービームを自動で切り替え危険を察知する。
・レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付/全車速追従機能付)
設定車速(約50~100km/h)の範囲内で先行車の車速に併せて一定の速度を保つ事が可能。
新型カローラフィールダーのトランスミッション
電気式無段変速機&CVT
残念ながらMT設定はない。
駆動方式
FF、AWD(4WD)
現行と同じ設定だ。
新型カローラフィールダーの価格
価格に関してはフルモデルチェンジ発表がある2018年にならないと詳細は出ない。
現行よりもボディサイズが大きくなる点や、
ディーゼルエンジンがBMWよりいくらで供給できるか、
また、安全装備がトヨタセーフティセンスCからPへとグレードアップする点を考えると価格上昇は当然となる。
だが、トヨタとしては世界戦略車でもあるフィールダーを売上台数を稼ぐ車種なので無理な値上げはしたくない所。
大幅値上げとなったとしても+20万円以内に抑えたい所だ。
現在の情報では、
ガソリンモデルは170万円~
ハイブリッドモデルは220万円~
のラインナップとなりそうだ。
価格に関してより詳細が入り次第更新していきたい。
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