新型ジムニーシエラが誕生する。遂に4代目へとフルモデルチェンジを行う。発売時期は2018年。価格やスペックなどを画像付きで解説していく。
現行車種が誕生してもうすぐ20周年目に差し掛かるこの時期に、ジムニーシエラがフルモデルチェンジされる。
すでにテストカーも撮られているので開発は着々と進めているようだ。
出展:http://www.carscoops.com/search/label/Suzuki%20Jimny
ジムニーの歴代のモデルライフは10年を超す物もあり、現行車に関してはすでに20年に達する。
そんなジムニーが久しぶりに新型へフルモデルチェンジすると言うから注目度は高くなっている。
目撃されているスパイショットから見ると、新型ジムニーシエラはベンツGクラスそっくりなのだ。
ジムニーとジムニーシエラの違い
ジムニーとジムニーシエラの違いについてまずは簡単に説明していきたい。
大きな違いは、ジムニーは軽自動車でジムニーシエラは普通乗用車である事だ。
ナンバープレートが黄色と白の違いが大きな違いだ。
他にはジムニーシエラの方がエンジンが大きいので走行性能が高い事は言うまでもない。
室内も広く、静粛性も高い。
ジムニーの上位版がジムニーシエラなのだ。
今回は、そのジムニーシエラのフルモデルチェンジ最新情報をお伝えしていく。
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ジムニー8(1977年~1982年)
ジムニーシエラの前身モデルは1977年に「ジムニー8」として誕生した。
スズキの4輪車としては国内市場で初の4サイクルエンジンを搭載した。
これにより、軽自動車枠がはずれ小型車として販売されたが、
鳴かず飛ばずで国内販売台数はわずか1,799台と言う結果となった。
ベースとなった車はLJ80だがこちらを国内向けに改良している。
※LJ80はSJ10にF8A型エンジン(排気量800cc)を搭載した車種である。
乗車定員は2人(3人)
ジムニー1000(1982年~1984年)
1982年8月に販売を開始。
当初は輸出車として販売されており売上を伸ばして行った。
前身ジムニー8は国内での売れ行きが不調だった為、国内販売の予定は無かったが、海外での販売が好調だった為、国内販売にも踏み切った。
初代ジムニーシエラは2人乗りだったが2代目は4人乗りに変更された。
また、エンジンは当時のスズキの中で最大排気量970ccのF10A型を搭載した。
ピックアップモデルも発売されたが販売台数はわずか321台と失敗に終わった。
こちらのモデルは国内では約3年のモデルライフであったが、海外では約16年も販売していた。
乗車定員は2人(4人)
初代ジムニーシエラ(1995年~1998年)
呼び方としてはこちらのJB32型が「初代ジムニーシエラ」と呼ばれるが、
厳密に言えば、前身モデルであるジムニー8、ジムニー1000が存在する。
1995年に販売開始したが、発売後すぐに特別仕様車「ELK(エルク)」が発表された事により初代ジムニーシエラの販売されたモデルはほとんどがこのエルクモデルとなっている。
ベースとなったジムニー1000の4度目のマイナーチェンジ時にジムニー1300は初代ジムニーシエラとして誕生した。
この時にサスペンションスプリングがコイル化されている。
エンジンについても出力向上の為、SOHC16バルブ化された。
走行時の安定性が飛躍的に向上したモデルである。
乗車定員は4人
ジムニーシエラ/ジムニーワイド(2000年~)
2000年4月販売開始。
発売からかなりの期間が経っているがいまだに現役モデルだ。
2002年1月にジムニーワイドから「ジムニーシエラ」に名前を変更。
JB43型はエンジン変更など8度の改良を受けている。
現行ジムニーシエラは1.3L DOHC 16バルブ VVTエンジン搭載。
最高出力:65kW/6,000rpm
最大トルク:118N・m/4,000rpm
4速オートマチックはゲート式を採用。
コンピューターが走行状況を的確に判断し、最適なギヤ比を選択してくれる。
さらに、走行中に2WD、4WDの切り替えをスイッチ一つで行えるドライブアクション4×4を搭載。
走行性能をより快適にする為に、前後3リンクリジッドサスペンションや骨格をラダーフレームを採用している。
走行性能や静粛性などの技術面でも飛躍的に進化している。
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新型ジムニーシエラのデザイン
出展:http://www.carscoops.com/2017/08/suzuki-jimny-replacement-spotted-on.html
出展:http://www.carscoops.com/2017/08/suzuki-jimny-replacement-spotted-on.html
上記はフルモデルチェンジ前のテストカーを撮ったものだ。
見ての通り、ボディは四角くゴツく、まるでベンツGクラスのような格好をしている。
ヘッドランプの丸型でまさにベンツGクラスだ。
フロントグリルには、初代後期型、2代目のようにラジエターグリルは縦型スロットも見て取れる。
また、エスクードや欧州伝統の本格派4WDランドローバー、レンジローバーなどにも見られるクラムシェル・フードをフロント・ノーズに採用している。
クラムシェル・フードとは貝の上皿のようにふちから覆いかぶさる事を意味する。
これを採用した事により四角いノーズがより力強い印象を与える。
バックを見るとバックランプは3連からなっている。
フロントウィンドウは台形ではあるものの、ほぼ長方形をしており、視界確保に一役買うであろう。
新型ジムニーシエラの販売時期
新型ジムニーシエラの発売は2018年秋だと予想されている。
具体的には2018年10月、11月が濃厚だ。
テストカー走行が幾度も撮られているので、2017年10月開催の東京モーターショーで初披露を期待する声が多いが、この時期には調整の都合で間に合わないようだ。
東京モーターショーの翌年の10月に発表で発売は2018年11月頃だと見られている。
新型ジムニーシエラの価格
ベンツGクラスのような形となった新型ジムニーシエラ。
気になるのは価格だ。
現行モデルは、
・4WD 5MT:1,668,600円
・4WD 4AT:1,779,840円
上記の2タイプ設定だ。
新型ジムニーシエラでもこの価格帯は崩さない方向だ。
ただし安全装備が備わる分、若干の値上げは必須となるようだ。
価格は10万円以上の値上げと予想されており、180万円~200万円程度となる。
新型ジムニーシエラのカラー
出展:https://suzukicarsblog.wordpress.com/2017/08/23/new-suzuki-jimny-totally-uncovered/
上記は新型ジムニーシエラのボディカラーを予想したCGだ。
正確なカラー設定はまだ不明だが、CGを見る限り
・オレンジ
・ブルー
・ブラック(シルバー)
・ベージュ が用意されている。
なお、現行は下記の3種類設定だ。
・スペリアホワイト(26U)/シルキーシルバーメタリック
・ノクターンブルーパール(ZJP)/シルキーシルバーメタリック
・シルキーシルバーメタリック(Z2S)
新型ジムニーシエラの装備
現行ジムニーシエラには未然に事故を防ぐ安全装備は備わっていない。
メインの安全装備は、下記の4つだ。
・軽量衝撃吸収ボディー「テクト」
衝突時の衝撃をやわらかく吸収する構造
・SRSエアバッグを標準装備
エアバッグを運転席、助手席に装備
・EBD付4輪ABS+ブレーキアシストを標準装備
急ブレーキ時のタイヤロックを防ぎ、ハンドル操作による障害物回避能力を高める
・「横滑り防止装置&トラクションコントロール」
横滑りや旋回時に不安定な状態になった時に車輌を安定サポートする
新型ジムニーシエラの場合は、安全装備も充実する、
サイドカーテンエアバッグと、フロントウィンドウにデュアルセンサーブレーキサポートが搭載される。
こちらはジムニーに初採用となる。
新型ジムニーシエラに搭載「デュアルセンサーブレーキサポート」とは
単眼カメラ+レーザーレーダーで走行状況を検知し、事故を未然に防ぐサポートをしてくれる機能だ。
夜間や近距離でも検知できる「レーザーレーダー」と、歩行者も検知し、中・長距離も対応している「単眼カメラ」を組み合わせている。
具体的な機能は以下の通り
・前方衝突警報 ・前方衝突被害軽減ブレーキアシスト ・自動ブレーキ ・誤発進抑制 ・車線逸脱警報 ・ふらつき警報 ・先行車発進お知らせ ・ハイビームアシスト |
新型ジムニーシエラでは安全面も大きく進化して誕生する事になる。
新型ジムニーシエラのボディサイズ
新型も現行同様に、あくまでも軽自動車のジムニーをベースにつくられる
ホイールアーチを見ると、オーバーフェンダーが若干張り出しているのが気になるが、ボディサイズはほぼ現行と変わらないだろう。
▼新型ジムニーシエラのボディサイズ
全長:3620mm
全幅:1600mm
全高:1705mm
新型ジムニーシエラのエンジン
エンジンはこれまではM13A型を採用していたが、
今回のフルモデルチェンジによりK12C型(改)が採用されると予想されている。
すでにソリオや3代目ソリオバンディットに搭載されている物だ。
そのスペックは、以下の通り。
排気量:1.2リットル(1,242cc)
67kW(91PS)/6,000rpm 118Nm(12.0kg·m)/4,400rpm デュアルジェット
新型ジムニーシエラに搭載されるとしたらこちらを改良した物となる。
他には、
すでにバレーノに搭載されているK10C型が採用されるとの情報もある。
こちらは、
ダウンサイジングユニットの996cc直3DOHC12バルブVVT直噴ターボの「ブースタージェットエンジン」で、すでにバレーノに搭載されているものになる。
そのスペックは最高出力は110ps以上と予想される。
尚、ジムニーにいたってはK6A型からR06A型へと変わる。
新型ジムニーシエラのトランスミッション
新型ジムニーシエラも悪路走行を可能とする4WD本格SUVと言うキャラクターは変わらない。
スズキの中で唯一のラダーフレームを採用し縦置きエンジンもそのまま継承される。
そのキャラクターを考えるとMT車の設定は間違いなく引き継がれる。
AT車に関しては、
6速ATモデルや、AGS(オートギヤシフト)が採用される可能性もある。
こちらについてはまだはっきりとしておらず予想段階となる。
▼新型ジムニーシエラ
発表時期:2018年秋 全長:3620mm 全幅:1600mm 全高:1705mm 搭載エンジン:1.2L 直4 |
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