三菱に新型ランサーエボリューション11(ランエボ11)が復活しそうだ。
10代目のランエボⅩにて惜しくも生産を終了したがここに来て、復活兆候にある。
新型ランエボ11発売の理由
2016年10月に34%の株式を取得され日産の傘下に収まった三菱自動車。
三菱自動車を傘下に収めた当時の日産のカルロスゴーン社長は、
「世界のトップ3」に入る事を掲げていたが、
蓋を開けてみると、
日産、ルノー、三菱グループで
2017年上半期世界生産台数で首位に立ち大きなインパクトを与えた。
三菱を傘下に置くことに当初は批判も出ていたが、2373億を投じて三菱自動車を傘下に置いた事は正しかったようだ。
いきなり結果を残しただけに、今後の三菱の動向に注目が集まるとともに今後の展開に期待が膨らんでいる。
さて、ここに来て急に新型ランサーエボリューション11(ランエボ11)の発売情報がある。
三菱自動車には不正燃費が発覚した件もあり、世間のイメージダウンは回避できないが、
この件を覆すべく、三菱のビッグネームを復活させると言う計画があるようだ。
三菱には、「パジェロ」や「ギャラン」など名だたるビッグネームがあるが、新型ランサーエボリューション(ランエボ)を投入して三菱自動車の回復を計るとの事だ。
新型ランエボについて最新情報をみていこう。
2017年6月の定時総会にてランエボ11復活を明言
新型ランエボ11の復活の話は、
三菱自動車の益子社長が6月23日の定時総会にて、「ランエボ11」の復活を計画していると話た事から湧いて出た話だ。
新型ランエボのネーミングはまだ不明だが、
復活するとなれば11代目と言う事もあり「ランエボ11」となるだろう。
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新型ランエボはどんな車になるのか
三菱に新型ランエボ11が復活しそうだ。
ランエボ11のネーミングは11代目から来ていると解説したが、
ランエボは過去に10代存在し、2016年に「ランエボX(ランエボテン)」最後に生産がストップしている伝説のスポーツセダンである。
新型ランエボ11をみていく前にまずはランエボの歴史を振り返ってみよう。
ランサーエボリューションの歴史
初代ランエボが誕生したのは1992年9月だ。
「ランエボⅩ」の特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」を最後に2016年4月18日まで販売されていた。
「ランサーエボリューション ファイナルエディション」はわずか1000台限定の販売であったが、最後のランエボと言うだけあり、申込が殺到し2週間で売り切れとなった。
ランエボは約23年の間に10代も誕生しており、
スポーツカー好きの一定層のファンから支持を得ていた車だ。
日本国内では販売終了した今でも強靭な走りから伝説のスポーツカーとして度々話題となっている。
なお、海外では現在も絶大な人気がありプレミアの価値が付くなど価格が高騰した事もある。
ランエボは「ギャラン」の進化版
ランサーエボリューションの「エボリューション」とは「進化」と言う意味がある。
海外では「ランサー」と名付けられた車種がある。
それが、現在は中国市場専門となっている「ギャラン(海外名:ランサー)」だ。
このギャランは、1969年12月に「コルトギャラン」と言う名称で販売された車種だ。
その後、マイナーチェンジ、フルモデルチェンジを繰り返し2005年に販売を終了している。
2007年8月23日に一時的に「ギャランフォルティス」と言う車種が誕生したがその車種も2015年に販売を終了した。
さて、ランエボはこのギャランにターボエンジンをランサーに搭載させ進化させた車である。
ランエボは当初わずか2500台の限定販売であったが当時の小型セダンではありえない程のハイパワーエンジンを搭載し、その走行性能の噂は瞬く間に広まり人気に火がついたのである。
このようにしてランエボは約23年間もの間スポーツカーとして人気を得ていく事となった。
ランエボの衰退
2014年3月ランエボを現行モデルで日本から撤退すると表明した。
この時のモデルが10代目のランエボである。
同年6月より北米向けに2015年モデルを生産する事を発表し、海外向けへとシフトしていったのである。
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新型ランエボ11のデザイン
新型ランエボ11のデザインはどうなるのだろうか。
実は、新型ランエボ11はセダンタイプとSUVの2タイプで誕生すると予想されている。
新型ランエボ11の上級モデルとしてGT-Rが既に存在するのでポジション的にはその下の存在となるようだ。
つまりGT-Rよりも安価で一回りコンパクトタイプとなる。
しかし、高性能スポーツSUVタイプも捨てがたい。
町乗りが可能なオンロードスポーツ仕様と本格スポーツSUV仕様の2タイプで誕生するようだ。
新型ランエボのライバル車種
新型ランエボ11のライバルとなる車を紹介していこう。
ポルシェ911ターボ
22,670,000円 全長:4507mm 全幅:1880mm 全高:1297mm ホイールベース:2450mm
□搭載エンジン シリンダー数 6 排気量 3800cc
エンジンレイアウト リアエンジン 最高出力(EEC) 397 kW (540 PS) / 6400 rpm 最大トルク(EEC) 660 N・m (Overboost:710 N・m) / 1950 - 5000 rpm (Overboost:2250 - 4000 rpm) 圧縮比 9.8 : 1 最高速度 320 km/h 0 - 100 km/h 加速 スポーツクロノパッケージ装着時 3.0 秒 フレキシビリティ(80 - 120 km/h) トランスミッション 変速7速 燃料タンク容量 68L |
新型ランエボ11もライバル車種はポルシェ911ターボとなりそうだ。
ポルシェマカン
22,670,000円 全長:4507mm 全幅:1880mm 全高:1297mm ホイールベース:2450 mm
□搭載エンジン シリンダー数 4 排気量 1984 cc エンジンレイアウト フロントエンジン4輪駆動 最高出力(EEC) 185 kW (252 PS) / 5000 - 6800rpm 最大トルク(EEC) 370 N・m / 1600 - 4500 rpm 圧縮比 9.6 : 1 最高速度 229km/h 0 - 100 km/h 加速 6.7秒 トランスミッション 7速PDK 燃料タンク容量 65L |
世界の市場を見ていくと、
新型ランエボ11はポルシェマカンのような高性能スポーツSUVで誕生する事も予想されている。
新型ランエボ11に搭載するエンジン
ポルシェ911ターボと競合する新型ランエボ11。
気になるのはその搭載エンジンだ。
ランエボⅩに搭載していた「4B11M-VECターボ」を改良(313ps)して搭載する可能性もある。
しかし、
日産はルノーとも提携しているので搭載エンジンは、
ルノーの「メガーヌ ルノー スポール」に搭載されている2Lターボエンジン(273ps)を採用するとの情報もある。
新型ランエボ11はPHEVも誕生するのか
三菱の技術を活かすとすればモーターを組み合わせたPHEVだ。
新型ランエボ11にもPHEV技術が搭載されるとの情報もあるがこちらは不確実だ。
さらに情報を入手次第更新したい。
発売日
気になる発売日だが、三菱自動車は業績回復を狙い次期ランエボの開発に取り掛かるとしている。
現段階ではあくまでも予定段階だ。
その為、正確な発売日はまだ決定していない。
しかし、気になる情報がある。
海外メディアでは現在の2017年の段階で、6年以内の誕生は難しいだろうと伝えている。
つまり新型ランエボ11は6年後以降となる可能性が高い。
2023年には新型ランエボ11が復活する可能性がありそうだ。
価格
新型ランエボ11の価格に関してもまだ不明だ。
ポジション的にはGT-Rの下のクラスとなる事は分かっている事からも、
GT-Rの900万円台よりも下となる。
最新の予想では700万円台~と予想されている。
価格や発売日など新たな情報を入手次第追って更新していく次第だ。
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