ステップワゴンハイブリッドの最新情報と最大のライバルであるセレナハイブリッドとを比較していく。新型ステップワゴンハイブリッドの価格や燃費など
ステップワゴン、スパーダに待望のハイブリッドを追加
2017年のビッグマイナーチェンジを機にステップワゴンに待望のハイブリッドモデルが追加される事となった。
ハイブリッドを搭載するのは下記の2モデルとなる。
・ステップワゴン(ノーマルモデル)ハイブリッド
・ステップワゴンスパーダハイブリッド
こちらの情報は7月3日にホンダのWEB上で明らかにされたので間違いの無い情報だ。
ステップワゴンは2015年にフルモデルチェンジしているが、ライバルである「日産セレナ」それに「トヨタ ノア/ボクシー」に押され気味だ。
ハイブリッドモデルを搭載し、ビッグマイナーチェンジを行うステップワゴン。
ライバル車種との差を何とか詰めていきたいところだ。
しかし、日産セレナも同時期にハイブリッドモデルを追加するとの気になる情報がある。
そこで今回はステップワゴンハイブリッドとセレナハイブリッドを比較していきたい。
まずは、ステップワゴンのビッグマイナーチェンジの内容を見ていこう。
新型ステップワゴン/スパーダのモデルチェンジ内容
ステップワゴンはホンダが誇るファミリーカー、ミドルクラスの中核を担う存在だ。
このクラスには日産セレナやトヨタノア/ボクシーなどの強力なライバル車種が存在し、互いに切磋琢磨して日本のミドルクラスを作り上げてきた。
そんな中ステップワゴンは一定のファン層を持ち同クラスで販売実績1位を獲得した事もあり、ブランド力の強い車として知られている。
ホンダとしてはライバル車種を突き放すべく、
2015年4月に5代目新型ステップワゴンをフルモデルチェンジさせたのだ。
発売前はネットや車雑誌などで期待され、売れる予感がしていたが蓋を開けてみると思いの外、販売台数が伸びていない。
・わくわくゲート
などを採用し、ユニークな発想で誕生したものの、エクステリアデザインが地味すぎたのか、ユーザーに受け入れられなく販売台数が伸びなく苦戦している。
ホンダとしては新型5代目ステップワゴンでミドルクラスの販売台数を一気に伸ばす計画だったのだがその計画も成功しているとは言えない。
今回、ステップワゴンとステップワゴンスパーダにハイブリッドを搭載してミドルクラスのターニングポイントとしたい。
日本市場ではハイブリッドモデルがないと戦えないとまで言われている中、待望のハイブリッドモデルを販売する事となった。
新型ステップワゴンはホンダセンシングも進化
ホンダセンシング2!?
今回ハイブリッドを搭載する、
・新型ステップワゴンハイブリッド
・新型ステップワゴンスパーダハイブリッド
の2モデルには更に進化したホンダセンシングが搭載される。
ホンダセンシングとは「ミリ波レーダー」と「単眼カメラ」で状況を認識し、ドライバーをサポートしてくれる安全装備の事だ。
以下の8つのシステムを備えている。
1 衝突を予測して、ブレーキをかける 2 誤りを、未然に防ぐ 3 人に近づきすぎたら、避けるようにする 4 はみ出しそうな時、車線内に戻るようにする 5 付かず離れず、ちょうどいい距離でついていく 6 車線の真ん中を、走れるようにする 7 前のクルマが進んだ事を知らせてくれる 8 道路標識を見逃さないよう、常に見張って知らせする |
ステップワゴンのビッグマイナーチェンジを機に、ホンダセンシングを進化させてくるホンダ。
どのように進化するのかは、まだ公開されていないが、
日産セレナに搭載されている「プロパイロット」を意識している。
プロパイロットは、「インテリジェントクルーズコントロール」の性能が評価されている。
簡単に言うと自動運転だ。
ホンダセンシングにも自動運転が追加される事は期待されている。
今回の新型ステップワゴンには間に合わない可能性もあるがいずれは搭載されるだろう。
ちなみに、現在ホンダセンシングを搭載している車種は8つだ。
・レジェンド
・アコード
・オデッセイ
・ヴェゼル
・ジャイド
・ステップワゴン
・フリード
・フィット
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ステップワゴンハイブリッドの発売日
・ステップワゴンハイブリッド
・ステップワゴンスパーダハイブリッド
の発売日はいつなのだろうか。
公式による発表は2017年秋となっている。
当初は夏までに発売されるとの事だったが少し遅れての発売となった。
こちらには理由がある。
やはりこれも日産セレナe-POWER(イーパワー)の発売が絡んでいる。
セレナe-POWERは所謂ハイブリッドの事だ。
日産は今後ハイブリッドシステムをe-POWERのブランドで売り出してくる。
そのセレナe-POWERが2017年秋に発売を予定したのだ。
この時期にステップワゴン/スパーダハイブリッドをぶつけて来たのだが、
セレナe-POWERは発売が少し遅れる事となった。
セレナe-POWERは2018年初旬(1月頃)の発売へとずれこんだのだ。
ホンダとしてはセレナe-POWERとガチンコでぶつけてくる予定だったが、結果としては日産の後出しとなった。
さて、ステップワゴン/スパーダのハイブリッドシステムは当然、セレナe-POWERを意識して開発されている。
まずはセレナe-POWERのスペックをみてみよう。
セレナe-POWERのスペック
ステップワゴン/スパーダハイブリッドが誕生したとしても避けて通れないのがセレナe-POWERとの比較だ。
ここからはセレナe-POWERのスペックを紹介していくがその前に簡単にe-POWERの魅力をみていこう。
e-POWER(イーパワー)とは
外部から充電する代わりに、
エンジンで発電してモーターだけで走るシステムを持つe-POWER。
ガソリンエンジン車の感覚で、電気自動車が楽しめるのだ。
現在e-POWERを搭載している車種は「ノート」のみ。
e-POWERのキャッチフレーズは「充電を気にすることなく、どこまでも走れる。電気自動車のまったく新しいカタチです。」
この通り燃費性能はかなり高い。
e-POWERの魅力は
・2.0Lターボエンジンに匹敵するビッグトルクを発揮。
・e-POWERは、加速の力強さとレスポンスが違う。
さて次いで、セレナe-POWERの性能をみていこう。
セレナe-POWERとは
■エンジン
1.2L発電用ガソリンエンジン+リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムのエンジンを搭載する。
e-POWERは、日産ノートに搭載された事を皮切りに今後展開されていき、
セレナe-POWERのシステムも基本的にノートに採用されたものを流用する。
だが駆動用モーターの出力だけはアップするようだ。
他には、
2.0L発電用エンジン+最高出力200ps前後のモーターを採用してくるとの説もあったが前者の「1.2L発電用ガソリンエンジン+リチウムイオンバッテリー」となるだろう。
■燃費性能
ハイブリッドで気になるのは燃費だ。
セレナに搭載されるe-POWERは、フルハイブリットEV「Pure Drive e-Power」と呼ばれるものだ。
現行のセレナのJC08モード燃費は15.0km/L~17.2km/Lだ。
こちらがe-POWERを搭載する事により25.0km/Lは確実だとみられている。
このクラスで25km/Lの燃費性能は素晴らしい。
ステップワゴン/スパーダがこの数値にどこまで対抗出来るかも見ものだ。
■価格
現行セレナの価格はセレナ S(2WD)の2,435,400円から購入できる。
最も高いモデルだとセレナ ライダー Vセレクション ブラックレザー(4WD)の3,728,160円。
e-POWERを搭載する事により価格は40~50万円上乗せされる事が予想されている。
e-POWERの価格帯は300万円~350万円程度で設定される。
▼セレナe-POWERの諸元表
乗車定員:8名 ボディ:5ドアミニバン 全長:4,690mm 全幅:1,695~1,740mm 全高:1,865mm ホイールベース:2,860mm 車両重量:-kg エンジン:1.2L発電用ガソリンエンジン+リチウムイオンバッテリー 駆動方式:- 最高出力:- 最大トルク:-
JC08モード燃費:25.0km/L 価格:300万円~350万円 |
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ステップワゴン/スパーダハイブリッドの燃費性能
ステップワゴン/スパーダハイブリッドの燃費性能についてみていこう。
セレナe-POWERはJC08モード燃費:25km/Lと予想されており、それを上回るのでは?との声もある。
ステップワゴン/スパーダハイブリッドもセレナe-POWERに燃費性能では負けたくない。
燃費性能は車両重量に大きく左右される。
重たい車程、燃費性能は悪くなる。
セレナの車両重量は1630kg~
※セレナハイウェイスターは1650kg~
対するステップワゴン/スパーダ(ホンダセンシング搭載)の車両重量をみてみよう。
ステップワゴンの車両重量:1680kg~1760kg
ステップワゴンスパーダの車両重量:1690kg~1770kg
このように、若干ステップワゴン/スパーダの方が車両重量が重い。
この為、セレナe-POWERの25km/Lを越える事は難しいのでは?と言われている。
しかし、ビッグマイナーチェンジによりステップワゴン/スパーダは大きく生まれ変わる。
ライバルであるセレナe-POWERやノア/ボクシーを上回る数値で誕生して欲しいものだ。
ステップワゴン/スパーダハイブリッドの価格
ハイブリッドモデルは通常の価格より40万円~50万円程値上がる傾向にある。
セレナe-POWERの価格が300万円~350万円との事なのでステップワゴンハイブリッド、ステップワゴンスパーダハイブリッドもこちらに合わせた価格となるだろう。
300万円以下で発売されるとの見方が強い。
ステップワゴン/スパーダハイブリッドのエンジン
ハイブリッドシステムはアコードと同じ2.0Lエンジン+モーターが採用される。
(2.0リッター直列4気筒DOHCエンジン(LFA型))
強力なエンジンが走行性能を更に高めてくれる。
エクステリアデザインも変更が予定されており、ランプが大きく変化する。
2.0Lエンジン+モーターを採用すると車両重量がどうしても高まってしまう。
すると燃費性能の向上に期待はあまりできないが、ステップワゴンを好むユーザーは燃費性能よりも走行性能を気にする傾向がある。
ステップワゴンは燃費性能よりも走行性能を重視している。
セレナe-POWERは燃費性能を追求し、ステップワゴン/スパーダハイブリッドは走行性能を重視し差別化を図っているのだ。
ミニバンで走行を楽しみたい方はステップワゴン、とくにスパーダハイブリッドを選択すると良いだろう。
室内の使い勝手などはそれぞれに特色がある。
ステップワゴンのわくわくゲートも魅力的だし、セレナのハンズフリーオートスライドドア(センサーにより足だけでも、開く&閉まるが可能な扉も魅力的だ。
シートアレンジや荷室の広さ、使い勝手は実際にディーラーで試乗してみると良いだろう。
ステップワゴン/スパーダハイブリッドのスペック
乗車定員:7名/8名 ボディ:5ドアミニバン 全長:4,735mm 全幅:1,695mm 全高:1,840mm ホイールベース:2,890mm 車両重量:1740kg エンジン:2.0Lエンジン+モーター 駆動方式:- 最高出力:145ps/6200回転 最大トルク:17.8kgf.m/4000回転 モーター:H4型 モーター最高出力:184ps/5000-6000回転 モーター最大トルク:32.1kgf.m/0-2000回転 JC08モード燃費:25.0km/L 価格:300万円前後 |
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